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好きに抗えなくなった日

今年の初め、どうしてか深夜に安井くんを見るだけでだはだばに泣いていた情緒不安定なおたくこと私ですが、その後順調に彼らへの好きな気持ちを日々積み重ねてはハッピーな情報だけが供給されまくる世界に感謝しつつ、今度は幸せを噛み締めて夜な夜なだばだばに泣くおたくになっていた。退所出のド新規がこんなにも報われていいんですか?!と日々ビビり散らしながらも足を踏み入れたが最後、私はどうにもこうにも彼らへの好きな気持ちに抗えなくなっていた。


私は彼らの沼に転がり落ちると同時に、渡辺翔太の沼にもあれよあれよと転げ落ちていた。とにもかくにも顔がドンピシャに好みだった。顔が好きという理由で転げ落ちた先に広がっていたSnowManの沼。そして先月、奇跡的にサマパラへ参戦することが出来た。初めて足を運んだJr.の現場。どんなもんか未知の世界のまま当日を迎え、まさかのアリーナ3列目というとんでもない席を引き当てた自分の引きの強さに死にそうになりながら開演を待った。始まってからのことはもうあまりの近さにやばい!かわいい!すごい!しか言えなかった。人間本当にやばいと語彙力を失う。終演後もやばいしか言えずに一緒に入ってくれた人と解散したの本当意味わからなすぎて笑う。記憶がぶっ飛ぶくらいの興奮と感動でふわふわした気分のまま帰宅し、その余韻を残したまましばらく過ごしていた。


そんなこんなで私は奇跡のサマパラを終えた後、もともとデビュー前から好きなKAT-TUNの夏現場で無事に燃やされ灰になったりしていた。やっぱり私はKAT-TUNのライブが世界一好きだな!!!と思い直して後悔なく私の夏は終わったはずだった......舞台7ORDERのゲネプロ映像を見るまでは。


私の夏、全然終わってなかった。



残念ながら私は7ORDERのチケットを手に入れることが出来なかった。彼らは何度も何度もチャンスをくれたけど、それでも衰えない人気はさすがのもので手も足も出ないくらい本当にチケットが手に入らなかった。あまりにもチケットが手に入らなすぎてある日突然「私は今後一生彼らに会えないのでは...」という情緒不安定すぎる思考に至り生き急いだ結果、ここはグリーン・ウッドの当日引換券を購入していたりもした。(れおに初めて会いに行った話も実は下書きがあるからいつか出したい)とりあえず千秋楽を配信してくれるというので配信を待つことにした。そしてグッズが発表されて通販もしてくれることがわかった。なんて優しい人たちなんだとまた泣いたりもした。彼らはチケットが取れなかった人がいる事も、グッズを買いに行けない人がいる事も全部知っていて、誰も置いていかないという優しさを持ち合わせた通販だと思うとどこまで優しいんだよと咽び泣いてしまった。しかもめちゃくちゃオシャレじゃん...Myuto Morita大先生のセンスの塊じゃん...ありがとうございます!!!!!!


私はどうしてもパンフレットだけ先に読みたくて仕事終わりに舞台初日の銀劇に足を運んだ。ロビーに並ぶたくさんの綺麗なお花を眺めてはついに始まるんだなぁ...と思ってじーんとしたりしながら無事に欲しかったグッズを買い終え電車に乗った。そんな時だった。私はゲネプロ映像を見たのだ。見た瞬間にじわじわと滲むスマホの画面。ぼたぼたと溢れる涙。もう人前だとか本当にどうでもよくて気づいたら泣いていた。私は今、何を見ているんだろう。本当に歌って踊ってバンドしてなんならコントまでしている。これは夢なのか...???7人が誰一人として欠ける事なく舞台に立っている...あの頃よりもパワーアップしたスキルで...大好きでたまらない彼らの姿がそこにはあった。大好きしか詰まっていない数分のゲネプロ映像を見て、私はもうどうしようもなくなってしまった。彼らへの好きに抗えなくなり、私の魂は全て彼らに持っていかれてしまった。


8/8の東京ドームでSnowManのデビューが発表されたあの日からずっと勝手に不安に思っていたことがあった。私はもともとKAT-TUNを追いかけ続けていてそこに新たに現れたのがSnowManと7ORDERだった。私は今後、3組も同時に同じ熱量で追いかけ続けることが出来るのだろうか。本当に漠然とした不安だった。時間とかお金とか現実的な問題もあったがそれ以上に私の気持ちが追いついていくのかが本当にわからなかった。好きの対象が増えすぎた、そう思った時にはもう遅かった。そしてそんな漠然とした不安を抱えたまま私はゲネプロ映像を見たのだ。そして確信してしまった。私が今後、積極的にお金を落とし全力で追い続けたいのは7ORDERだと思った。KAT-TUNは今まで通りのスタンスで追いかけ続けることにかわりはなかった。私の中でKAT-TUNは神様だからKAT-TUNを手放す事なんて出来っこなかったのだ。過去のあれこれの時も、どんなに辛い時でも、それでもどうしたって手放せなかったから今に至る。それがKAT-TUNに対する私の答えだった。そして、それに続くのが7ORDERだった。決して、SnowManを手放したいわけではない。デビューを心の底からなんの邪念もなくおめでとうと祝えたら、SnowManという箱ごと愛して追いかける余裕がある自分がいたらどれだけよかっただろう、そんな風に思っては自己嫌悪になったりもした。渡辺翔太のことはきっと今後も好きだし、もしかしたらまた会いに行きたいなと思うこともあるだろう。ただ今までみたいに溢れる情報に置いていかれないように必死にグループ仕事を毎回欠かさずチェックして雑誌も買って現場も申し込むということはきっと、もう出来ない気がしている。完全に手放すことはないかもしれないけれど、ここで一旦、全てを追いかけるのはおしまい。それくらい、私が箱ごと全てを愛して追いかけたいと思ったのは7ORDERだった。舞台や豊洲2daysが決まってから私は、8月後半以降の現場を入れることをしなかった。KAT-TUNの現場も入れなかったし、今年が最後であろうスノストの少年たちでさえチケットが当たらなかったのもあるがチケットを探すことすらしなかった。それくらい、私は7ORDERに全振りしていた。私は7ORDERを手放せなくなっていた。


久しぶりにこんなに好きを拗らせた。自分でも考えれば考えるほど拗らせて最終的に好きに抗えなくなった。それが紛れもない答えだった。7人で居続けることに拘った、選んだ彼らの未来があまりにも明るくてキラキラして見えた。とんでもない人たちを好きになってしまったと恐ろしくもなった。それでも、私はどうしたって彼らが好きなのだ。好きに抗えなくなった日を、私はきっと忘れないだろう。

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