2024/03/28

　諸君、聞いてくれ。練り胡麻が再びあらわれたのだ！
　なんこっちゃ分からない方は以下の記事を読んでも読まなくても、全然よし。

　陳列面数は１。商品の個数５。
　棚のいちばん上の段、しかも左サイド。そっとお愛想程度に置かれていることから、店側の推しでないのはしんみり伝わる。
　ひどい。
　つめたい。
　この世の終わりだ。
　一気に暗黒面にたそがれる。

　いや、いいいい。やめとけ自分。そういうの嫌われる。
　商品を置いてくださるだけありがたいのだ。かたちだけでも拝んでおけば。それにしてもみなさんアンチだなんて難癖つけて、その節は大変悪うございました。
　ところで練り胡麻（白）しか見当たらないのはどういうことか。黒はどこ。これ明快な会見を求めたい。なにしろ陳列面すなわち人権さえ失われている。黒かれが一体なにをしたのだ。
　店としては売り切ったが縁の切れ目か。白か黒か、そうこだわるなと、グレイにしとけとおっしゃりたいのか。
　そういうことか。
　ああそうですかそうですか。
　わかりましたよっと、自分の個人的な欲求が塵でもはねられると途端に相手にケチをつけ出すこの根性。そろそろ恥じてもよさそうなのだが、こいつがおもしろくてやめられないのね。
　これはアレだ。
　神仏がご照覧というやつ。
　わたしきっと試されている。
　欲求をただただ満たすことが正義だ世間だこれ生き甲斐だとでも錯覚したいか。それとも。……………

「これペイペイで」
「ありがとうございましたー」

　小松菜を買っておうちへ帰る。