【中野ブロードウェイ編】の続きです。

ラフォーレ原宿へ向かう

中野から原宿まで電車で15分
原宿駅に着いた頃には朝よりもっと雨足が強くなっていた。原宿駅東口からラフォーレ原宿まで徒歩3分だが、雨と人の多さで体感10分くらい歩いた感じがした。

東京Kawaiiスタジオ原宿に到着

結構ギリギリに着いたので急いで階段を上る。
3.5階の一角にそのスタジオはあった。

第一印象は意外とこぢんまりとしていて驚いた。
受付の女性に予約した時間と名前を言い、椅子に座って待った。
スタッフさんがバインダーを持って来られ体験の注意事項と個人情報(住所やメアド)を書く用紙を渡された。

洋服選び

用紙を書き終えてから衣装の一覧の冊子を渡された。
ここで残念なことに私が狙っていた服がちょうど貸し出し中だった…仕方ないので別の服を選ぶことにした。
服は実物を見ることもでき写真で見た時と、また印象が変わる。
今回はドロシーさんのベビードールジャンパースカートにした。

選んだ理由は二つ。
一つ目は絶対にボンネットかヘッドドレスを付けてみたいというのがあった。
二つ目は私は普段、黒い服ばかり着ているので今回は鮮やかな赤色が入ったこの服を着てみようという試みである。

私が衣装を選んでいる間、別のお客さんがロリータに身を包み写真を撮っていた。数分後、私もあんな風になっているのか…と今更ながら緊張しはじめた。

着替え

着替えは別の場所らしい。めちゃでかい傘を渡されラフォーレ原宿を出る。
スタッフさんについて行き迷路のような道を5分ほど歩き、アパートのような建物に入る。
階段を上り、その先の一部屋に案内された。

部屋の中はワンルームくらいの広さで簡易型のテントと化粧台が複数あった。メイクさんに挨拶をした後、テントの中で着替えてくださいと言われた。

着る順番は①ブラウス②ジャンパースカート③パニエだと教わった。

メイク

メイクは今回オプションでウィッグとつけまつげを追加した。ウィッグはメイクさんが服に合うものを複数選んでくれて、その中から決めた。
個人的にただのロングヘアでは面白くないのでツインテールをお願いした。

メイク中は「どこから来られたんですか〜」や「どうやってこのロリータ体験を見つけたんですか〜」など雑談しながら進行していく。
美容院などの何気ない雑談が苦手な私は、この時間が体験の中で一番緊張した。(沈黙にならないように喋り続けなければ…という謎の使命感に駆られる)

スタジオへ戻る

完成後、出発した時とは別のスタッフさんが迎えに来られた。サイズの大きいレインコート+クソデカ傘のスタイルでスタジオへ戻る。

つまりロリータファッションで外を歩くのだ。まあ、服はコートで隠れているから実際はヘッドドレスだけ見えている状態だが。しかしその状態でもメイクは、がっつりロリータである。

ヘッドドレスとロリータメイクで来た道を戻る間だけなのに、すれ違う人の目線が気になった。(自意識過剰)
服が隠れているにも関わらずソワソワしてしまうのに、普段ロリータファッションで外を歩いている方々は本当にすごいと改めて尊敬した。

撮影

スタジオに戻り撮影スタート！カメラマンさんに指示されながら色々とポーズをとる。
ロリータっぽいポーズのパターンは
・首をかしげる
・脇を締める
・人差し指を頬に当てる
・正面で立つ時は両足は揃えず片足を少し後ろにする
などを意識すると様になる。
他にも日傘やぬいぐるみなどの小道具も使い、撮影を続ける。

何枚か撮ったあとは自撮りタイム開始。
ある程度時間が経過したらスタッフさんの声がかかり、受付カウンターの後ろの試着室で私服に着替えて体験終了。

写真選び

カメラマンさんが撮った写真の中から3枚選ぶ。
当たり前だがスマホのカメラとは写りが違う！どの写真にするか結構悩んだ。
選び終わったらオプション代を支払う。
今回はウィッグ1,500円、つけまつげ500円の合計2,000円支払った。

数日後、選んだ写真のダウンロードが出来ますよーというメールが届くので、ダウンロードサイトのログインに必要な受付番号とニックネームが書かれた紙を貰う。
以上でロリータ体験は無事終了した。

感想

今回の旅行のきっかけとなった『若い内にロリータファッションをする』という夢が無事叶って嬉しいというより安心した。やりたいことリストに一つチェックマークを付けた感覚。

はじめてのロリータ体験。わからないことだらけで直前まで不安だったがスタッフの方々がとても丁寧で優しくて、すぐに不安は吹き飛んだ。
今回の出費はプリンセスプラン13,178円+ オプション2,000円で合計15,178円…決して安くはない。
しかし金額以上に素晴らしい体験が出来たし、思い切ってやってみて良かった。

もしロリータ体験をしてみたいけど不安だと思う人がいて、これを読んで少しでも参考になったなら書いた甲斐があったというものだ。
大丈夫、君が思っているよりこのハードルは高くない。私のようなぼっち陰キャでも行けたのだから…

次回、【メイド喫茶編】乞うご期待！

おまけ
執筆中に写真のダウンロードのメールがきたので早速保存した。