見出し画像

離れても好きでいれる?

好きな人と会えない、話せないとき、ずっと好きなままでいられますか?

どうやら私には無理なようです。

好きな先輩と部署が別になった

人事異動で、好きな先輩と部署が別になって、席はめちゃくちゃ離れて、仕事を一緒にする機会もなくなった。

これまで、毎日のように仕事の話をしたり、雑談をして笑い合っていたのは夢だったのかもと錯覚するくらい、先輩と話すことはパッタリとなくなった。

あえてスルーして先輩を試してしまう

すれ違ったら挨拶はするけど、足を止めて雑談するところまではいかない。

雑談のきっかけが思いつかないのもあるし、
心のどこかで、

「私がスンとした態度で横を通り過ぎても、きっと先輩から話しかけてくれる。だって私たち仲良しだもん。」

って期待しているから、あえて話しかけずに通り過ぎて、先輩の気持ちを試してる面もある。

どこぞの女王様だよ。
付き合ってもいないのに、謎に試し行動しちゃう自分にゾワっとする。

案の定、用事もないのに向こうから話しかけられるわけもなく、

「話しかけてもらえなかった…先輩は私のこと何とも思ってないんだ。」
って悲しくなっちゃう。

相手に過度に期待をして、試し行動をする。
で、過度な期待に応えてもらえるわけもなく、期待を裏切られて落胆する。

嫉妬がとまらない

先輩が他の人と話していると、ものすごく嫉妬する。性別年齢は問わず。

私と話すときより楽しそう、とか
やっぱり同年代の人の方がいいんだ、とか。

他の人と仕事の話をしているときですら嫉妬する。話せて羨ましい。でも私はもうその話に入れない、って。

先輩が通勤途中に、他の女性職員と偶然会って一緒に歩いていた。その2人は歳も近くて気もあって、とても楽しそうに話していた。

偶然会ったって分かってるけど、
見ていて恋愛っぽい雰囲気じゃない気もするけど、
でもやっぱりモヤモヤした。

好きは好きなんだろうけど

こういう自分の様子を見ていると、
いや、離れたけど絶対好きやん笑って思う。

好きだと思う。相変わらず。

でも問題がある。
離れていると、期待が裏切られて相手に失望してしまいやすくなる。

理想化とこきおろし

私の人間関係の取り方には、あるパターンがある。

「理想化とこきおろし」なんて心理学の領域で言われたりするのだが、まさにそんな感じなのだ。

好きな先輩にたいする私の思考にあてはめると、こんな感じになる。

①先輩のことを好きになる。

②「この人なら私のこと何でも分かってくれる!」「私を見てくれる!」と過度に期待する。
=先輩を理想化する。

③私のこと好きなら、
「当然通りすがりに話しかけてくれるはず。」
「他の人と話すときは、私と話すときよりもつまらなさそうにするはず。」
と変な仮説を立てて、先輩の反応を試す。
=試し行動

④たいてい、期待は裏切られる。

⑤「私のこと何とも思ってないんだ。」「あの人といる方が楽しいんだ。」ああそうですか。と先輩に失望する。先輩への好意が180度変わって、怒りや失望などの負の感情に変わる。
=こき下ろし

⑥怒りに任せてそっけなくする。(といいつつこれも、そっけなくしても構ってくれるんじゃないかっていう試し行動だったりする)

⑦で、また期待通りにいかないので失望する

…ていうのを延々繰り返して、だんだん疎遠になっていく。

離れていると

たとえば、
全く先輩に会えません、という場合は、
むしろ好きな気持ちは大きくなっていく。

会えない間は、過去に先輩と仲良くしていたことや、好意を感じた体験とかを繰り返し思い出す。

そして期待だけがどんどん膨らんでいく。
なおかつ、会わないと、そもそも期待が裏切られる機会すらないので、期待はどんどん肥大化していく。どんどん好きな気持ちは大きくなる。

逆に今みたいに、先輩と同じ空間にはいるけど接触しにくい、みたいな場合。

こちらは、期待に応えてもらえる機会はガクンと減って、裏切られる機会がグンと増える。

先輩に失望して、どんどん疎遠になっていく。


先輩も、離れた私のことを深追いしてくるわけでもない。
部署が離れたら、通常の同僚の関係に戻った。

私からのアプローチも、先輩からのアプローチも当然ない状態で、
この恋、もう進展は望めないかも。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?