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恋をされて臓器提供まで考えた自分を振り返ってみた

26歳の時、タイ留学中に年下のミャンマー人Drに恋をされた。
どうしてかは分からないけど、彼は恋に恋していた。

同じ寮に住んでおり、毎日のように部屋の前に来ては
日本人医師に教えてもらった日本語で歌を作り
「愛してます〜○○さ〜ん」とギターと共に歌っていた。

「君は僕に会うために生まれてきたんだよ!!」
ここで出会ったのは運命、必然!!
一生、僕に付いておいで!!

と、どこからやってくるのか分からない自信で私を口説きに口説いた。
だけど、私は彼氏はいなかったけど、心に決めた人がいた。
それもはっきり伝えていたけど、

その人は偽物だよ!!
と平気で言ってきた。
ミャンマーは、断る期間が長ければ長いほど、男性は燃えていくらしい・・・
と、他のミャンマー人Drが教えてくれた。
1ヶ月や2ヶ月でOKするような女性は軽い女性らしい・・・。

3年くらい断り続けて、OKすると本物の女性だ!!
みたいなことを言っていた。

一緒にしないでくれ!!
あなたと一緒になる気はない!!
私は愛している人がいて、その人に会うために生まれてきたんだ!!

って思っていた・・・。
っん???

でも、ふと振り返る・・・。
あぁぁぁぁぁ、周りが見えなくなる・・・
思い込んで突っ走る・・・
周りから見たら、痛いやつ・・・

それが恋か・・・。

多分、私は本当に人を好きになったのが遅かったんだと思う。
彼氏はできたことはあったが、心底か好きかどうか・・・
というと違った。
日本に居た24歳の時に、死ぬほど好きになってしまった人がいて、
その人に彼女がいると知ったのは、好きになった後だった。

一夫多妻制が日本にあれば良いのに・・・と
本気で考えたりするお馬鹿さんで、
アイルランド留学中に大変な目にあった時、日本にいた
その人に色々的確なアドバイスをもらって
更にのめり込んだ。

アイルランドにいた日本人のお姉さんたちには
「箸休めちゃん」
とあだ名を付けられていたけれど、

彼はそんな人じゃない!!
もう、彼女とは終わってる!!って言ってたもん!!
と彼を信じきって
留学先近くまで遊びにきてくれると言うので
北欧に一緒に1週間、旅行に行き
サンタ村まで行って、本物のサンタさんにも会って、
天国を歩くような気持ちの旅行で
更にどっぷりと、その彼にハマり、
沼のような恋をしていた。

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その彼から
「もし、俺が臓器提供してもらわないといけない体になったらどうする?」

と旅先で聞かれて、間髪入れずに

「全て差し上げます。目でも、腎臓でも、肝臓でも。」

と心の底から本気で思っていたので答えた。

臓器提供する親子はいるけれど、
夫婦になると提供できる型が合っても、しない割合が増えることから
彼はそういう質問を私にしてきた。


彼が白いものを黒!!と言えば、私も黒です!!と言うし
彼が全世界から非難されても、私だけは彼の味方だ!!

と思っていた。
痛い・・・。
いや、可愛い・・・と今なら思う。
20代だもん。まだ。

そして、翌年、タイに留学中にミャンマー人に恋をされ、目が覚めた。
そっか、恋は盲目ってそういう事なんだ。
だって、ミャンマー人の彼は私のこと何も知らないのに
運命だって言うのだから。

私の周りにいた友達みんなが、私の好きな人のことを悪く言った。
会ったことないのに。って思っていた。
でも、冷静になると分かる。

思いっきり、遊ばれていたって。

本気の子に手を出すのはNGだと教えてあげたい。
でも、勝手に本気なったのは私。
優しい人ではあったけれど、彼の全てを知っている訳ではなかったし
思い込みだったんだ。

他人のふり見て我がふり直せ!!

じゃないけれど、ミャンマー人の彼が目を覚ますきっかけを
くれたのは事実。
優秀だったその彼は、首席で卒業して
オーストラリアでも優秀な成績を残して今現在も活躍している。

タイの留学が終わる時に
いつでも、おいでね僕の元に!

と、まだ言っていた。
恋の盲目ってすごい。


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