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監獄の元・皇帝、屋根のお掃除を成し遂げる

午後4時、自宅の木造のほうの住居屋根にはしごで上って、キンモクセイの枯葉をほうきでかき落として、雨どいにいっぱいたまった枯葉と土(葉や実が腐って土っぽくなったもの)を素手で順に除去。

折り畳み式の金属梯子を大開きして、中庭から屋根まで斜め一直線に立てかけて、そこをへっぴり腰(でもないか)で上って、屋根の上でめぞん響子さんというか男おいどんのバーさん気分で長箒で払って、はしごの途中までいったん降りて目の高さより少し下くらいに雨どいが見えるくらいの高度で、素手で雨どいにたまったブツを除去。

前回のそうじでは、屋根に上がったまま中腰で雨どいにたまったブツを指でつまんでは地上に落とすという、今思うとかなり間抜けなやり方でした。はしごを少しずつ移動させながら目の高さでつまんでいったほうが安全だしやりやすいと、前回のそうじ後に閃いたというか気づいて自分のトロさにがっくりでした。その反省で今回はそうしてみました。

遠巻きに眺めているぶんには「そんなんあったりまえやないけー」ですが、自分の身体をリアルタイムで現場にさらしながらそこまで瞬時に思いつくのは、そう簡単ではない。

それから金属はしごを折りたたもうとしてうまくいかない。留め具のひとつがボルトにひっかかっているのに気づいて、これどうやって外したらいいんだろうと少し考えて、はしごを私の体重で広げなおしたところで留め具がだらんと外れてくれたので、今度ははしごの表裏をひっくりかえして再び体重をのせて折り曲げにかかると、もう片方の留め具が今度は邪魔しているのに気づいたので、再び同じ作業をしてそれを外して、表裏をひっくりかえして体重をのせて今度は折れ曲がってくれました。

「チンパンジーの知能テストやないか」と、昔のギャグまんがの台詞をぶつぶついいながら、とにかくやりとげました。

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