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心の割り勘

皆さんこんにちは、しまさです。

複数人で一緒に代金を支払う時、割り勘をすることがあります。飲み会や車で移動した時の移動費では、全員が均等に代金を支払う場合が多いと思います。

割り勘は代金に対する支払いを均等に人数で分割しているので、コストを分割するとても効率的で平等な手段に見えます。しかし、それは代金に限ったコストです。

しかし、実際は提供する側とされる側ではコストが異なります。例えば、飲み会では幹事がお店を探して予約しますし、車の送迎も運転係は帰り道に疲れていたとしても運転しなければいけません。それまでの準備にかかる時間であったり、疲労などの身体的なコストもあるということです。

そのため、代金を割り勘で支払うだけではこれらのコストは平等に分けられたことになりません。金額以外のコストを多く支払っている人の中には、不満を感じる人もいるかもしれません。

今回は、金額以外のコストもしっかり割り勘する大事さを考えたのでお話ししていきます。


代金はコストの一部に過ぎない

冒頭にも述べたように代金というのはコストの一部にすぎません。ただ単に
誰でも平等に割り勘できるというだけです。なぜなら、代金は数字という形で可視化でき、尚且つお金の価値は全人類の共通であるからです。

可視化されないコスト達

反対に代金以外のコストは厄介です。
飲み会のお店探しにかかった時間は過去であるため、そのコストを分けることは不可能ですし、飲み会中はその努力が伝わりにくいです。また、送迎の運転係にかかる身体的な疲労も同様に分割不可能ですし、運転席への拘束といった精神的な疲労も目にも見えないです。

本人がそういった部分を話してくれれば可視化されることもあるかもしれません。しかし、お金と違って個人の時間や疲労は物質ではないですし、価値も平等ではありません。個人差があります。

そもそも、全員が自分から言い出せるとも限りません。特に、車の送迎はガソリンスタンドに行かなかったり高速道路でETCを使用していると、支払う機会がないため、言い出すタイミングすらないかもしれません。

そのため、可視化されないコストであっても、自ら気づいて相手が感じている負担を減らせることが大事になってくるのです。

気持ちでコストを代替する

ではそういった代金以外の可視化されないコストはどう分ければよいのでしょうか?別の機会に自分が同じ役割を担うのも良いかもしれませんが、自分が出来ない役割もありますし、私は気持ちで相手の負担を減らせるのではないかと思います。

感謝や賛辞を伝える

提供された側が提供してくれた側にこういった気持ちを伝えるのはとても大事です。飲み会の幹事や送迎の運転係が皆が、これらを求めて役を引き受けているわけではないですが、感謝や賛辞の言葉をもらって悪い気をする人はいないと思います。

飲み会時の「予約ありがとう」や「いいお店だったね」という言葉は、幹事にはとても嬉しい言葉だと思います。何事もフィードバックがあるとモチベーションになりますよね。

また、言葉に限らず、代金を少し多めに出すのも良いかもしれません。私はマイカーを持っておらずいつも車に乗せてもらう側なので、ガソリン代や高速代を割り勘する時は、多めに代金を支払うようにしています。その時だけではなく、いつも乗せてもらっている感謝の気持ちも込めてです。

実際に相手の負担が減っているかは可視化されていないので分かりませんが、何もしないよりはちゃんと伝えた方が良いです。何より、提供されるのが当たり前となってしまうのが、提供する側にとっては一番失礼で残酷なことかと思います。

提供した側は断らない

たまに、皆の役に立ったりが喜ばせるのが好きだからと、自分から進んで幹事や運転役を引き受けてくれるような人がいます。

そういう人達は感謝も込めて代金を多く支払おうとすると、「そんなことはしなくていい」と断ってくるのです。本当にどうしようもない善人だと思います。

しかし、提供された側としてはそんなことをされてしまうと、相手に任せすぎてしまったという申し訳なさから、逆に負担が大きくなってしまいます。気持ちを伝えるくらいしかできないのですから、それらを断られてしまうと、もうどうしようもありません。

譲り合いの精神はとても美しいことかもしれませんが、代金だけでなく心の負担もしっかり割り勘するためにも、素直に受けとっておけばよいのです。提供してくれた相手に対して、提供し返しているだけなのですから。

まとめ

目に見えない心の負担も割り勘するためにも、相手に感謝や賛辞の気持ちを伝えるのは忘れないようにしましょう。

完全に余談ですが、こちらの動画でデヴィ夫人が、女性はメイクをする分お金がかかっているから男性は奢るべき、という動画を見ました。私は男で割り勘派でしたが、相手次第で少し多めに払ってもよいのかもしれないと思いました。きっと男性には分からない努力があるのですね。


以上です。最後まで読んでくれてありがとうございました。


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