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【振り返り】暫定解を持ち続ける

皆さんこんにちは、しまさです。
今回は月末恒例の振り返りです。

noteで投稿を初めてから5か月が経とうとしています。ベテランの人からしたらまだまだヒヨッ子の私ですが、それなりに過去の記事がたまってきた実感があります。

特に最近は、過去の記事ではうまく言語化できなかったこと、新しく浮かんだアイデアを追加したいと思うことが多く、過去記事のリンクを貼って書く機会が増えてきました。いわゆる、過去記事のアップデートです。

何もネタが思い浮かばないから、過去記事から着想を得ているのかもしれません。しかし、過去の記事を更新せず、そこで出した答えを持ち続けてしまうと、いつかnoteに書くネタは尽きてしまうような気がします。

少なくとも私は、自分の中で答えを確定せずに書き続けることを大事にしたいです。そこで今回は、私が答えを持たない姿勢を大事にしたい想いをお話ししていきます。


書く記事は未来の自分へのインプット

どちらかと言えば、記事を書く行為はアウトプットになると思います。読んだり聞いたりして自分の中に情報を入れるのとは違い、自分の中から外に情報を書き出していますから。

ですが、それは書いている間だけの話です。書いた後の成果物は読み物ですから、インプットの材料に変わります。読む行為というのは、アウトプットではなくインプットです。

つまり、書くことはアウトプットでもありながら、インプットにもつながる行為でもあるのです。

そして、過去記事をインプットすることで書いてアウトプットし、さらにそれをインプットして書いてを繰り返していけば、無限に書き続けられる、そんな希望的観測を抱いています。

インプットとアウトプットを同じにしない

ただし、書くことをインプットにつなげるためには条件があると思います。それは、自分の中に答えを持たないことです。なぜなら、過去に出した答えを持つということは、その答えを暗記して変えないということを意味し、書いたものを読む必要すらなくなるからです。

もちろん、答えを持ちながらも、過去に書いた記事を読むこともあるかもしれません。しかし、答えを変える気がない状態で読んだとしたら、出てくる答えは同じです。インプットしたところで同じものがアウトプットされるだけです。

それでは、用意した食材を調理せず、そのままお皿に盛りつけているようなものです。食材は調理した方が美味しい御馳走になります。このことからも、インプットとアウトプットが同じなのは、とても虚しいことです。

インプットしたものからより良いアウトプットを生み出すためにも、私は答えを持たずに書き続けることを大事にしたいのです。

理解・分解・再構築を繰り返す

錬金術は、物質を理解・分解・再構築する科学なり

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST

これは「鋼の錬金術師」という作品に出てくる、錬金術の基本を説明する言葉です。物質の構造を理解し、一度それを分解、そして再び構築することが錬金術の基本ということです。

作中では、炭素原子の結合を変えることにより、硬度をダイヤモンドから鉛筆の芯に変化させて戦ったりします。実は、ダイヤモンドと鉛筆の芯は、同じ炭素原子で構成されており、違うのは結合方法だけなのです。

もちろん、錬金術と書くことは違います。ですが、インプットした物質を違う物質にアウトプットしているという点では、とても近いものを感じます。特に、思考のプロセスの部分は、ほとんど同じなのではないかと思います。

インプットした内容を理解し、一度それを自分なりに解釈(分解)してみて、最後に形として文章とする(再構築)。意識していないにはしても、おそらくこのように書いていると思います。

また、理解というのはインプットとアウトプットを繰り返すことで深まります。そして、理解が深まれば解像度が上がり、より細かく分解できます。私は、それらを素材に再構築してできた文章は、とても繊細で、進化したアウトプットになる気がしています。

つまり、理解・分解・再構築を繰り返すことで、より良いアウトプットにもなるのです。だとしたら、答えを固定せず、過去記事をインプットとしてアップデートすることは、とても有用ではないかと思います。

答えは導くものだから

私は考えることが好きな性格なので、他人に答えを求めるような質問はあまりしません。「例えば?」や「具体的には?」のような。仕事の指示も細かく的確に言われるよりも、抽象的な指示で自由にやらせてほしいと思っています。

もちろん、答えが分からない状態で考えるのはとても怖いことでもあります。しかし、だからこそ、自分なりに仮説を立てて1つの答えを導きだせた時は、とても達成感があります。自ら考えて導き出せた答えというのは格別なものです。

予め答えを持つことには安心感があります。しかし、それは今の自分の答えではありません。過去の自分、もしくは他人が導き出した答えです。それでは、過去や他人に縛られた人生にも感じます。

答えは持つものではなく、今の自分が導くものです。暗記した答えを披露する人生が楽しいとは思えません。きっと、自ら考え続けた方が楽しいです。

そんな想いを胸に抱えながら、過去記事はあくまで暫定解として、今後もアップデートして書き続けたいと考えてる私なのでした。

まとめ

書き続けるためにもアウトプットは暫定解として持っておき、未来の自分へのインプットとして活用していきたいと思います。

毎月10記事投稿を目標にしている私ですが、今月もギリギリ達成できました。ですが、2月は29日までしかないので、この調子だと危ないかもしれません。

以上です。最後まで読んでくれてありがとうございました。
来月からもまたよろしくお願いします!

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