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1ボタンで刻む、無限のビート【Rhythm Doctor】

リズム天国みたいなゲームがやりたい

この記事では、今まさに制作中の早期アクセスゲームを紹介しようと思っているのですが、まずは1つ昔のゲームの思い出話をさせて下さい。

あなたは「みんなのリズム天国」というゲームをご存知でしょうか?

最初のステージ「ホールインワン」

AボタンとBボタン、たった二つのボタンをリズムに合わせて押すだけのシンプルな操作性ですが、独特な世界観を持った音楽やアニメーションに合わせてノリノリになってボタンを押していると、なかなかプレイの止め時が見つからない中毒性があります。「音楽に合わせて手を叩いていると楽しい」レベルの本能的な快感にアプローチした色褪せない名作です。

そんなリズム天国ですが、次の作品の「リズム天国 ザ・ベスト+」を最後に新作の発売が止まってしまったのです。惜しいことに当時の自分は「ザ・ベスト+」を遊ばないまま3DSの時代が終わってしまったので、実に10年以上あのゲーム性から遠ざかってしまいました。

久々にそんな感じのゲームがやりたくなってきた。今でもいろんなVtuberとかが「みんなのリズム天国」実況してますし、たぶん私以外にも同じことを思っている人は少なくないと思います。

その後の私は音楽ゲーム・リズムゲームといったジャンルが大好きになっていたので、今まで実に様々な作品を遊んできました。そしてついに、「リズム天国」の原体験を感じさせる、いやそれどころかさらに半分要素をそぎ落とし、たったの1ボタンに体験の全てを凝縮させたリズムゲームに出会ったのです。

わずか1ボタンで奥深いリズムゲーム

というわけで、今日は “Rhythm Doctor” というゲームを紹介します。
現在Steamで早期アクセスタイトルとして販売中です。

Rhythm Doctor

操作はあまりにもシンプル。使うのはたったの1ボタン

プレイヤーは研修医として病院を訪れる様々な症状を持つ患者たちを治療していくのですが、なんかすごいリモート診療システムのおかげで、やる事といえば患者の心拍のリズムに合わせてSpaceキーを押すだけ。試しにやってみせましょう。

リズムに合わせてSpaceキーを押すだけの仕事

心拍のリズムをよく聞いて……1,2,3,4,5,6,7!!
1から順番に数えて7拍目でSpaceキーを押しましょう
これが基本のリズム。

一見、あまりにも簡単なお仕事。
ところがどっこい、医者稼業はそんなに甘くないのです。
このゲームに困難と奥深さをもたらすのは、不整脈とかいう次元ではないほど、あまりにもユニークすぎる動きをする患者の心拍です。

新しいリズムパターンが登場したり……

二人の患者を同時に対応したり……

ちょっとスウィングしてみたり……

どこかで見覚えのある別のゲームになったり……

実際めちゃくちゃ難しいけれど、なんども曲を聴いてプレイするたびに上手くなっていく感覚はクセになります。

このゲームを遊べば、君もリズムマスター間違いなし!

贅沢なステージ演出を楽しもう

そして何といっても、このゲームの見どころは作り込まれたステージ演出にあります。あなたがリズムゲームに興味がなかったとしても、アニメーション作品として十分に楽しめるはずです。

「リズム天国」シリーズを彷彿とさせるノリノリでダイナミックな演出は、シンプルな操作性のゲームだからこそのもの。

しかし本作の演出は「リズム天国」とも一味違います。

「リズム天国」のステージは1つ1つが独立したミニゲームになっていますが、「Rhythm Doctor」の画面演出によって表現されるのは、病院という世界観で繰り広げられる一連のストーリーです。

画面上を覆いつくすタスクは、この病院の現状を物語る

画面上で起こる予測不能なトラブルの数々に振り回されるプレイヤーは、まるで病院の忙しさに目を回すドクターのよう。

画面いっぱいに広がるアニメーション、耳から聞こえてくるメロディーと歌詞、Spaceキーで刻む心臓のビート、あらゆる要素を最大限使って描かれるストーリーに心を揺さぶられること間違いなしです。なにせ、このゲームではキャラクターたちの脈を感じることができるのですから。

そして最後にとっておきが……
PCゲームであることを最大限活かした驚愕のギミック

ここではネタバレしないでおいてあげるので、早く自身の目で確かめてください。

それでは。


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