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コパデルレイでの再戦。レアルvsアトレティコ

一週間前にスーペル・コパ準決勝で戦ったレアル、アトレティコ。
その時は延長戦の末レアルが勝った。
大会は違えど再びの対戦。

一週間前と同じような展開があったので、おさらいとしてレビューを

スタメン


アトレティコの前から捕まえる守備

アトレティコの前から捕まえる守備

レアルのビルドアップに対するアトレティコの守備の仕方はスーペル・コパと同じ。
グリーズマン、モラタで2CB。アトレティコWBがレアルSB。
アトレティコ中盤3枚でカマヴィンガ、バルベルデをマークし、余った1枚がベリンガムを見る。
これで人を捕まえることに成功し、レアルに自由を与えない。

モドリッチが降りてく場合はエルモソがどこまでも付いていき、フリーにさせない。

この守備はビルドアップのスタート地点によってやらない場合もあって、キーパーから始まる時、またレアルのディフェンシブサードでは前から人捕まえに行き、
ミドルサードから始まる、またミドルサードまで運ばれた場合はプレスではなく、532で撤退する。


カルバハルのポジションチェンジ

カルバハルのポジションチェンジ

レアルは毎試合、選手達が自由にポジションを入れ替わるので、対策という感じではないが、
アトレティコの守備によって人を捕まえられていたレアルだったので
カルバハルがSBの位置から中入ったり、高い位置取ったりして、モドリッチ、バルベルデとポジションチェンジをするシーンがあった。
だが、アトレティコもマークの受け渡しを確実に出来てたので特に問題は無かった。

32分くらいにカルバハルのマークをエルモソが受け持ったシーンで、カルバハルがペナ付近まで降りて行くのに対し、エルモソもどこまでも付いていく場面があり、CBがポジションを捨ててマークしに行くのを見て、シメオネ徹底してるなって感じがした。

前半はレアルが自陣ビルドアップから前進するシーンはほとんど無かった。


レアル442守備

レアルはいつも通り442で守備。
ただいつもより、ベリンガムが若干前にいて、攻め残りしてる感じも見えた。
実際にベリンガム、ヴィニシウス、ロドリゴの3人でカウンター仕掛ける場面が多くあった。

スーペル・コパでは中央のコケ、デパウルをフリーにさせてしまう事があったがこの試合でもチラホラ。1失点目も簡単に中央に入れられ前進されたし、1失点目で言うとベリンガムが攻め残りしてるが為にそのスペースをデパウルに使われてしまい、クロスから失点に繋がっている。
まあ、これは監督、チームの考え方なので、チャンスを取るかリスクを取るかみたいな。
ベリンガムが前にいることでカウンターも出来てたのは事実。


後半

スーペル・コパでもそうだったのが、アトレティコは後半になると押し込まれる時間が多くなる。
意図的に引いてるのかどうかがわからないが。
レアルはヴィニシウス、ロドリゴ、ベリンガム、ブラヒム・ディアスなど、個で突破出来て、狭いスペースでも難なくプレー出来る選手達が多くいるので、相手に引かれたとて、チャンスを作れちゃう。
レアルとしては前から人捕まえられる方が嫌なのかなと。


アトレティコ勝ち越し後

アトレティコ勝ち越し後

アトレティコは勝ち越してから、前からプレスに行かず、撤退する守備に変更。機を見てカウンターを発動するような形。

上でも書いたが、撤退されたとて崩す力があるレアルなので、その後もチャンスはあった。
逆にレアルが前に人数掛けてることもあり、アトレティコはカウンターから何度かチャンスを作る。80分にモラタにビッグチャンスが来るも決めきれず、逆にそのままの流れでカウンターを喰らい失点。


まとめ

再び延長となった試合は結局グリーズマンのゴールで勝ち越し。
グリーズマンさすがです。

その後は後半の戦い方のようにアトレティコが撤退し、レアルが押し込む展開に。
後半の勝ち越し後カウンターを決めきれなかったアトレティコだが、延長ではリケルメ確実に決めて試合終了。

改めてホームではめっぽう強いアトレティコ。
アトレティコリベンジ成功。
アトレティコおめでとう。

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