キングレコード 「完全収録ドラマ編」シリーズ

仕事休憩時間から逸脱して何やってんだ

さて今朝アップした記事の中で少しだけ触れたのですが

1983年に、ノーカット版の音声だけは現存するよ!と言うことで発売された「キングコング対ゴジラ」完全収録ドラマ編LPですが、コレやっぱり売れたのでしょうね。

年明けての1984年の、キングレコードによる東宝特撮関連の展開にはこのドラマ編レコードの発売があったことを思い出しました。
以降、 順不同ですが「ゴジラ」「モスラ」「地球防衛軍」「海底軍艦」「怪獣大戦争」と発売されて、そして新作である84ゴジラも同じくキング盤権でしたのでしっかりドラマ編レコードの大ボス的に発売されています。

ただ、このラインナップでは「地球防衛軍」以外は前年のゴジラ1983で上映されて記憶に新しく、またこの辺りの人気作品はビデオ発売にも漕ぎ着けて行ってる時代なので(ただしシネスコ版完全収録はまだ「モスラ」くらいの時代です。SF2作品はノーカットではありますが画面サイズはスタンダードトリミング、ゴジラ二作品に関してはそもそもノーカット版ビデオソフトが存在しませんでした)
果たしてこのレコードがそれほど売れたのかどうかは疑問です。

結局、新作ゴジラを発売したあとは、「フランケンシュタイン対地底怪獣」が発売されて、それでラストになります。

ただこのシリーズ、いくつもの新機軸的売り自体は盛り込んでおりまして、
⭐︎その時点での未収録BGMの補填収録(キンゴジ、フラバラ)
⭐︎BGMとセリフ+効果音をそれぞれ別チャンネルで左右に振り分けたステレオ収録(地球防衛軍、海底軍艦、怪獣大戦争、フラバラ)

そんな特徴を持っておりました。
特に後者は、完全に分離は出来ないんですが 片チャンネルだけ聞けばBGM集完全版に出来たわけです、劇中使用の長さではありますが。
地球防衛軍でのテレビニュース音楽とか、モスラでの桟橋でのパレードとかをコレで聴いたわけですw
で、当時はそれがとてもありがたかったわけですが、今となってはもう片方の、音楽抜き全編音声とかが唯一無二の存在になってますね
80年代〜90年代初頭の商品は、レーザーディスクなんかもそうなんですが、副音声に貴重なものが多い。コレ、90年代後半から急激に供給なくなっていって今では死滅状態ですが、コレも音声面から攻めて普及して育ってきたジャンルが、完全に映像提供できる様になってそっちメインになっていった証でしょうかね。
今でもME音声とか入れりゃいいのに。

さて、そんなドラマシリーズですが、全編上げていらっしゃる方がいますので、リンクを貼る(^^;


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