見出し画像

酒とナムギとシュガシュガルーン

「Suchwita」がとにかく中身が濃くてすごかった。
ティーザーが出たときには、ユンギとお酒を飲む気分になれる番組、
と思っていたが、正座してちゃんと聞きたい内容がぎゅぎゅっと凝縮。

冒頭、「deachwita」に乗って登場する番組MCユンギ氏。
タブレットに通知された本日のゲストの略歴を読み上げる。
「音楽を奏でよう」このフレーズは番組の決め台詞なのか。
初回ゲストはソロアルバムリリース直後のRM。

お互いにナムさんの公式1stソロアルバムリリースを祝いたいMCユンギと
トークコンテンツスタートのお祝いをしたいゲストのナム。
そして番組名を「シュガシュガルーン」魔女っ子にしたがるゲスト。
ついでに魔女っ子漫画のタイトルをこれにした安野モヨコさんのセンス。
先見の明ありすぎでは・・?

入場料代わりにゲストがお酒を持ってくるスタイル。
さんまのまんまみたい!番組のお約束がきっちりしている。
今日のお酒は40度の韓国伝統酒と57.1度の台湾産原酒ウィスキー。
紙袋に入っているお酒とグラス割れなくてよかった。

お酒とトーク、というコンセプトからお酒にまつわる話でスタート。
ウィスキーに関する知識を本を読んで勉強するナムさん。真面目か!
若い頃は酒を飲んで帰る度白い目で見られていたユンギ。お父さんか!

ここから話の濃度もアルコール度以上に濃いものとなる。

音楽を生み出すときの話(まさかのおトイレ)から始まり
ストリーミング時代の曲の長さの話とか。
本職の話の中身がとにかく濃厚すぎる。

特に印象的だったのが
verse1+hookまでは作っておいて、Verse2は後から作るとか
印象に残ったのはふたりとも同じような作り方をしているのに
「それで完成できない曲がいっぱいある」やはり真面目なナムさん
「1分半の曲として出すときもある」合理的なミンPD。

対照的な二人だな・・と思ったところで
アルバムのタイトルが色繋がり(mono:黒 indigo:藍色)の話題。
ここで黒と藍色を混ぜた絵の具の画像が出てきた。
この色は・・・以前ユンギが書いていた絵、
蒼色に音波を書いたあの絵の「出したかった色」では!

ただの青い色ではない。こだわった蒼色。



音楽を始めた時期、音楽を志すきっかけの曲。初めて持ったマイクの機種。
違うようで共通項の多い二人。
そんな2トップによるラップバトルならぬ、知性の応酬。濃厚すぎる。
死の受容段階や、死んでいるもの(無機質)に囲まれて
生きているもの(有機物)の話まで、話の幅がとにかく広い。

なによりこのコンテンツでの二人は、終始ニコニコ。
お酒を飲みながら話す、この機会を本当に楽しみにしていたんだな。
そして途中で何度も乾杯!をやってたのが印象的。
ほんと楽しかったんだな、というのが伝わってこちらもニコニコ。

コロナのときの心情から、兵役にまつわる話もできるようになって、
まさに「出すものを出してすっきりした」顔。

終わったあともグラスを手ではしゃぐ。楽しいね。

最後「次回があるかわかりませんけど」とMCがぼそっと。
そう、1つ心配なのは、この回の完成度があまりにも高すぎる。
ep.2はあるかもしれないし、ないかもしれない。どちらにも取れるのだ。

忘れた頃に、ep.1の続きでもいいし、
全然予想外のゲストでep.2があったら面白い。
SUCHWITAでもシュガシュガルーンでもいいです。待ってます。

魔女っ子も似合う防弾の天才。見ごたえあるコンテンツをありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?