見出し画像

AMYGDALA、2度目以降の感想。

衝撃的だった「AMYGDALA」、ちゃんと向き合おうと
自分なりにもう少し掘り下げてみた。

「引っ越し」で垣間見える母親のこと

バンタンさんが気になりはじめのとき、youtubeで見た「Move」の歌詞
ブレイクする前の「青い家」から新しい家に引っ越すストーリーだが

https://youtu.be/C9fbkyB6iag

ユンギのパートの歌詞のある一文が胸をぶっ刺した。
自身の生誕を「母親のお腹からの引っ越し」と例え
「俺の引っ越しの代償は母親の心臓の機械と大きな傷跡」と。

心臓の機械、たぶんペースメーカーのことだ。
この歌詞の詳細について検索してみた。
(事実かはわからないけど)別の気になる記述はあったが、
この歌詞について触れている記述はほとんどなかった。

AMYGDALAの歌詞にある家族のこと

それからしばらくして、AMYGDALAの歌詞にまた
お母さんの心臓の手術のことが出てきた。
ああ、やっぱり事実だったんだ、とまた胸がぎゅっとなった。

ここで「事実かは知らんけど気になる記述」を一つ思い出した。
「ユンギのお父さんと同じ会社にいた」人からのツイートで
「ユンギのお父さんが理事だった」というのを見た。
それなのにバス代と食事を迷うくらいお金に苦労していたのかが
ずっと引っかかっていたのだ。

音楽の道を反対していたご両親があえて援助をしなかったかもしれないが
医療費の負担も相当あった故と思われる。
心臓を患っていた家族がいた私にはぎゅっとなる事実だ。
AMYGDALAではお父様も肝臓がんにかかっていたことも書かれている。

そんなお父様とは、どこか性格が似ているのか
よく「ご飯食べろ」とか「早く結婚しろ」、
みたいな他愛もない内容で喧嘩をして、すぐ仲直りをするらしい
普通の親子のまんまで、よかったな、と思う。

「The last」で描かれた自分のことと、その続き

The lastでは自身のうつ病・強迫性障害の診断のことや
肩のけがに繋がったバイク事故のこと
精神科に両親と行って、カウンセリングを受ける様子まで
ピー音が入るような(おそらくオーバードーズ)のことまで
こんなに赤裸々に自分のことを音楽にした人っているんだろうか。

AMYGDALAでは、自分のことの言及は事故のこと位にとどめておいて
ひとこと、「自分のコントロール外のこと」としている。
コロナで第二章の計画が狂ったことも「コントロール外のこと」だろう。
The lastほど赤裸々ではないが、感情を動かす。

AMYGDALAのMVで完結する三部作

そしてあのMVである。
感情を揺さぶられすぎた衝撃を残したかったが語彙力がなくて情けない。

(公開されたビハインド映像でどうやらカッターがだめらしいことが分かったので、投稿当時から画像を変えました。)

AMYGDALAのMVだけど、The lastのMVのような気もした。

英語の記事だが、「なぜこのMVにレーティングが掛けられたか」の他に
「The last」のことも書いてあった。同じことを感じる人、いたんだな。

AgustDトリロジーの時系列はこんな感じだろうか。

エピソード0が目に傷をつけた「AMYGDALA」 2010年頃?
エピソード1「Daechwita」光海君の時代、16世紀頃にタイムスリップ?
金髪の王様も黒髪の平民もどちらも目の傷跡はあるので
王様を倒しても、黒髪の子の傷跡はまだ残っている。
エピソード2「Haegeum」で現代へ。
傷跡(だいぶ薄くなった)のある刑事を
傷のないギャングが倒して、傷を克服する。

もう映画すぎる。

そしてこのMVでも扁桃体の中のもがく子と、高校生を演じ分けている。
元々童顔とはいえ、高校生役が違和感なく、ちゃんと別人。
キャラのある一人二役より難易度が高いのにやっぱり演技力が高い。

左の傷を負った顔と、右のあどけない顔。
やっぱり一度俳優やってみませんか

衝撃的な内容だけど終始映像が美しい。
特に長髪のときの顔が本当にきれいな顔ではっとする。

重たい内容だけど、この曲があるとないとでは、
アルバムの全体の印象も、捉え方もぐっと変わってくる。
消費するのではなく、大事に聞いて受け止めたい曲だと思った。

ビハインドではお茶目な姿やほっこりする姿もあって
ここからだと少し心を軽くして見ることができるかもしれない。
(でも辛いなら本編無理してみることはない。やっぱり衝撃的なので)

ビハインドのサムネがすでに可愛い。こちらは年齢制限セーフ。

ビハインドでも言っていたが、
お母様が長髪を切ったときに残念がったそうで。とてもわかる。
一方、ホビは短い髪のほうが「ずっといい」らしい。それもわかる。

結論、どちらのユンギもめっちゃいい。(結局それ)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?