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新生活をたのしく。もし、自分を傷つける人が周りにいたら。

3月も終わりに近づき、子どもたちの学校、保育園は新年度。

新しい気持ちでがんばろう!
と、心新たにリフレッシュしたい気持ちになる方も多いと思う。

ずっとバタバタして聴けていなかった高尾美穂先生のラジオを久しぶりに聴いた。

この番組のファンは女性が多く、特に家事育児や介護など家族のケアに専念されている方からのレターが頻度も高く、目立つ気がする。

もちろん、独身の方やワーキングマザーのレターも紹介されているけど、特に、そうした、専業主婦と言われる方々からの絶大な支持を得る理由がギュッと凝縮された回だった。

一言でまとめると、「稼いでるから偉いわけじゃないでしょ」ということ。「妻と夫のそれぞれ100%の力を、家の中と経済活動に分配してるだけで、2人の力で生活できてる」。全主婦が泣いた。引用されている過去回も同様に、パートナーって本来平等だよね、と言う話。

昭和な夫婦に生まれた私。
父親は「俺が養ってやってる」を合言葉に家事をしない昭和のガンコ親父だった。
(今は実母の介護で忙しく、家事も多少はやっているようだ)

もう70代の両親の世代は仕方ないんだろうなと思うけど、高尾美穂先生のリアルボイスに届くレターだと50代も同じ価値観の男性がまだまだ多いようで驚いた。

令和となればさすがにもう違うと思うけど、平成の間に古い人と新しい人が分岐していくということか?

主婦だから下に見られてると感じながら日々生きている女性がいるなんて悲しくて悔しくて、やるせない。

普段、ワーママとの付き合いが多いため、夫婦共働きでも女性に色々偏りがちなところに憤りを感じる、そんな友人知人を見る機会が非常に多い(稼ぎは、妻の方が多い家庭は普通にあります。が、そもそも、長年父親に言語表現において虐げられ?てきた母親を見てきた身としては、夫婦間に稼ぎの額を持ち出したら人格終わると身に染みてる)。

けれど世間を見渡すと、そもそも、配偶者に下に見られているとか、平等に扱われないと感じる女性の総数は多いんだろうなぁ、と、1300万回も再生されている高尾美穂先生のリアルボイスを聴いて思う。

実は、夫婦関係に限らず、上下関係を作り出してくる人はいる。

子どものいじめもそうだし、パワハラ全般そうだし、マウントなんて毎日あちこちで発生してる。

「自分は大切にされていない」
そう思うことは老若男女問わず悲しいことに違いない。

つい最近、長年の付き合いになる尊敬する友人から聞いた話と繋がった。その、賢い彼女が得た教えにこのようなものがあると言う。

「パートナーに不満があるとき、そんなパートナーを世界一尊敬できる自分になりたい、と思いなさい」というものだ。

不精な私はこの教えを実践できたわけではないけど、ふむふむなるほど、と納得するところがある。

確かに、人は、自分のことを尊敬してくれる人はむげにはしない。

下に見られてると感じる!と不満を抱える人を外から見ている相手は「私のこと馬鹿にしてる」と口には出さずとも静かに怒りに燃える気持ちをなんとなく感じているかもしれない。しかし尊敬したい、尊敬している、とまでいかなくても「尊敬できるところもある」くらいに思っていれば、口には出さずともそんな気持ちを相手は敏感に感じ取るだろう。

実は、自分を傷つける人の正体は、傷ついている人、ということがよくある。

そして、私は大切にされていないと思う「自分」から脱皮できる鍵を自分が持っているというのは心強い。

自分ばかりが変わらないといけないのは納得がいかない、相手が悪いのに、と思う気持ちも残るかもしれない。

おそらく、人は変えられないことを前提としつつも、寄り添い合って生きていくには、多少相手に影響を及ぼしていく必要がある。

どうしたらよりよく影響を及ぼせるか?
そう考えると、怒りをぶちまけるより、「あなたにはわからない」と突き放すより、わかるまで無視するより、尊敬と優しさで包む方が効果がありそうだ。

「パートナーに不満があるとき、そんなパートナーを世界一尊敬できる自分になりたい、と思いなさい」

難しいけど、新生活のお守りとして、心に留めておこう。

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