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エチオピア⑩ 観光編 ナメック星

エルタアレ火山を後にした我々は砂漠内の様々な場所を訪れた。

アフデラ湖

この湖は塩分濃度が非常に高いため、人が入ると身体が浮くことから「エチオピアの死海」と呼ばれている。ツアー客は皆楽しそうに飛び込んで浮いたりしていた。
日本の銭湯で「死海風呂」コーナーに入ったとき体の擦り傷に染みて飛び出たトラウマがある私は、湖へ入るのは遠慮しておいた。

右の女性に視線が行きがちだが左の方を見ると皆浮いている

塩湖はこの他にもある。
「エチオピアのウユニ塩湖」と呼ばれるアサレ塩湖だ。

夜に訪れて星空を観てみたい
どこまでも塩だらけ。
究極の塩対応

塩湖が干上がった部分は大昔から塩掘りが産業として大きく寄与してきた。
採掘した塩をラクダに運搬させる方法は今も現役だ。

塩を採掘
スケールが並大抵ではない。
ブラック企業のイメージ図
塩運搬用ラクダ
素行が悪いラクダはこの様に足を1本紐で固定されてしまう。

実に変化に富んだ砂漠で見所が満載だ。

他も以下見てみよう。

塩田に突如現れた水溜り。
湯の華の様なものが浮いている
油の湖
赤みがかった油。
お肌に良いそうな
自然に隆起して出来た岩塩群は「エチオピアのマンハッタン」と呼ばれている
マンハッタンにありそうなビルの形をしているのが名前の由来。
卑猥な形にしか見えない

文章を綴って気づいたが、これら多くが「エチオピア版某」と称されていて二番煎じ感がもの凄く強い。オリジナルが、イスラエルやボリビア、アメリカに取られているではないか。もっと胸を張って欲しい。
しかしそんな懸念は杞憂と一蹴できるとっておきスポットがある。
それが通称「ナメック星」だ。ドラゴンボールに登場するアレはエチオピアにあった。

エルタアレ火山と並びハイライトとしては十分過ぎる見応えだ。
以下見てみよう。

 

砂漠の途中から突如現れる
辺りは硫黄の匂いが立ち込めている
源泉「ナメックの湯」
毒々しいコントラスト

ダロール火山と呼ばれるこのエリアは、詳細は省くが塩とマグマが織りなす非地球的地帯で、なるほどナメック星という表現が日本人(もはや万人か)に伝わりやすい。ところどころグツグツと湧き立っていたり、蒸気を発している。
「壮大な自然」などとは別ベクトルの「異様な自然」で、見る者を釘付けにする。
悲しいのは非日常的過ぎて写真に人物をしっかり登場させると凄く不自然で「浮いて」しまう。

いかにポーズを頑張っても合成写真かパネル越しの記念撮影の様にしか映らない。最近の生成系AIの方がもっと自然な写真を合成できるだろう。

宇宙旅行がまだ一般的ではない現在、地球外を体験したい人は訪れてみるのも良い。

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