見出し画像

エチオピア ④ 市場スィーツ編

旅をしていて毎度面白いのは市場探索。活気があってその国のエネルギーを感じられる瞬間だ。

アジスアベバの市場を写真と共に追ってみよう。
とは言ったものの、かなり規模がデカくて複雑な作りとなっている。その上写真NGが多く全容が掴み難いので予めご了承いただきたい。


ロバがあちらこちらに
重い荷物もなんのその
人もロバに負けてられない
器用ですね
なんか怖い
男性の日傘は日本よりも先取り
でも何かが違う
若者たち

狭い路地には人、人、ロバ、車と所狭しに行き交っている。道ゆく人々の多くは私を指差し「チーノ!(中国人)」と呼んでくる。ここらでアジア人といえば中国人の出稼ぎが多いようだ。
「ノー!ジャパニーズ」と答えると「え?なにそれ?」みたいにキョトンとする人が結構いた。日本を認知していないのかも知れない。
かなりの頻度でチーノと言われるので途中から返答するのも面倒臭くなってくる。


エチオピアンスィーツ「チマキ」

エチオピア へ来たらぜひ試して欲しいスィーツがある。その名も「チマキ」。決して葉っぱで包んだご飯ではない。アボカドをふんだんに使ったフルーツスムージーだ。
暑さとチーノコールに疲れた私は、逃げる様に市場内にあるチマキ専門店を訪れた。

名物「チマキ」ライムを絞ってスプーンで食べる

バリエーションは様々あるが、共通するのはお好みのフルーツを指定してミキサーにかけてもらい、アボカドと層にして供される。層の間にうっすらと赤いシロップ(味は不明)があるのも特徴である。

私が選んだのはマンゴー。くっきり二層に分かれて出てきたそれは見た目も楽しい。マンゴー層を長いスプーンでしゃくって口に運ぶと、クタクタになった私の身体にすごい勢いで染み渡った。それから下層のアボカド部分にもスプーンを伸ばしマンゴーと一緒にしゃくり上げて頬張ると、濃厚な極上スィーツとなって口内を駆け巡った。なんだこれは、半端なく美味いぞ。
実はこの頃の私は甘いものが苦手であったのだが、これには鼓を打った。素人思考だが日本で流行ってもおかしくない、一山当てれるんじゃないかと思った程だ(後にタピオカに先を越される事になる)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?