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埼玉西武ライオンズのプロスペクトランキングを考察してみた回(2024年春版)

こんちゃ。今回初めてnoteを書きます。他のサイトでも良かったのですが登録が一番楽だったnoteでやります。何を隠そう私は若手厨です。当然の話になりますが若手選手は FAなどで獲得した選手や外国人選手と比べ稼働期間が長くかつ安く保有できるメリットがあります。強いチームを作り上げるのに若手の台頭は必須です。今回はMLB公式の球団傘下プロスペクトランキング30を模してライオンズ球団内プロスペクトランキング10を選出しそれに併せて選手の昨季成績と長所や今後に向けての課題などを文章にまとめてみました。選手名鑑を眺めるくらいの軽い気持ちでご覧ください。

1位 羽田慎之介 投手 3年目

八王子学園高校/2021年ドラフト4位/左左
昨季成績(二軍)
8登板/29.1投球回/28奪三振/15四球/3被本塁打/防御率2.15/WHIP1.06

比類なきポテンシャルの持ち主。高卒2年目の昨季は故障離脱の影響もあり二軍で29.1イニングの投球に留まったが28奪三振、MAX157キロと凄みを増した。変化球は高速スライダーとフォークで今年の自主トレではシンカー/ツーシーム系のボールにも挑戦中。ホームプレートには惚れ惚れするボールを投じる一方でバント処理や牽制は苦手で克服したい課題も多く残す。プロ入り後公式戦では13登板37回しか投げておらず3年目の今季は実戦でイニングを消化しながら来たる一軍デビューに前進したい。

2位 武内夏暉 投手 1年目

國學院大學/2023年ドラフト1位/左左
昨季成績(東都一部)
19登板/100.2投球回/83奪三振/15四球/3被本塁打/防御率2.15/WHIP1.06

3球団競合の末交渉権を引き当てた2023年ドラフトの顔とも呼べる選手。コントロールが最大の武器だが最終学年で球速が伸びMAXは152キロにまで成長した。得意球はシンカー/ツーシーム系で対左のインコースにも臆する事なく投げ込む。これからは自信をもって投げられる横の変化球を1つ習得したい。完成度が高くハイフロアと言われがちだが伸びしろも存分に残した今後最注目したい選手の1人だ。

3位 長谷川信哉 外野手 4年目

敦賀気比高校/2020年育成ドラフト2位/右右
昨季成績(一/二軍)
59試合/打率.222(180-40)/4本/出塁率.276/OPS.615/3盗塁(一軍)
52試合/打率.332(221-68)/8本/出塁率.368/OPS.880/18盗塁(二軍)

打って走って守れる5ツールプレーヤー候補で野手のトップ評価。辻前監督は「将来のライオンズを背負って立つ選手」と評価する。1年目から高卒ルーキーとして二軍でまずまずの数字を残し2年目にはOPS.923、3年目の昨季はOPS.880と若干数字を落としたものの一軍でプロ初ホームランを含む4本塁打と若手野手の中でも直近2年の数字は別格。両翼タイプの外野手が多い西武ではセンターを守れるポイントもグッド。あとは一軍で継続して結果を残すだけの域に到達している。

4位 山村崇嘉 内野手 4年目

東海大相模高校/2020年ドラフト3位/右左
昨季成績(二軍)
85試合/打率.258(299-77)/7本/出塁率.318/OPS.713/4盗塁

開幕スタメンで一軍デビューを果たしたがノーヒットで早々に二軍降格。順位が確定したシーズン最終盤に一軍に再合流しプロ初ヒットに始まり2本のホームランを記録。特にインコースギリギリのボールを捌いた2本目のホームランは見事の一言。シーズン終了後から外野守備にも挑戦していてフェニックスではレフト、ライトでもそれぞれ3試合出場。4年目の今年はサード兼両翼で一軍定着を狙う。

5位 古賀悠斗 捕手 3年目

中央大学/2021年ドラフト3位/右右
昨季成績(一軍)
100試合/打率.218(239-52)/2本/出塁率.294/OPS.596/1盗塁

今回選んだ選手の中では実績が頭1つ抜けてるがまだ発展途上の選手に違いないので選出。序盤は打撃で苦しんだがシーズンが進むにつれ適応し後半戦は欠かせないピースに数えられた。盗塁阻止率.412はリーグ1位だったがフレーミング評価には課題を残す。打席内でのアプローチも良好で将来は攻守にハイレベルな捕手を目指す。

6位 蛭間拓哉 外野手 2年目

早稲田大学/2022年ドラフト1位/左左
昨季成績(一/二軍)
56試合/打率.232(198-46)/2本/出塁率.280/OPS.573/0盗塁(一軍)
44試合/打率.298(151-45)/3本/出塁率.357/OPS.827/3盗塁(二軍)

不完全燃焼に終わった2022年のドラフト1位。昨季は春先から二軍で結果を残し6月に一軍初昇格。その後も一軍帯同を続けたが9月末に背中の違和感で離脱した。最大の持ち味であるはずの長打があまり出ずホームランが年間で5本に終わったのは誤算。アマチュア時代は打率より強打で腕を鳴らせた選手。2年目の今季は長打を量産するスタイルに原点回帰したい。

7位 黒田将矢 投手 3年目

八戸工大一高校/2021年ドラフト5位/右右
昨季成績(二軍)
13登板/52.2回/44奪三振/30四球/5被本塁打/防御率3.93/WHIP1.48

羽田と同期の長身右腕。元々良かったフォークに加え昨季は球速がグングン上昇。故障明けの三軍戦で150オーバーを連発した投球が印象的。球速の成長の甲斐あってか1年目37.1回で52本も打たれたヒットを2年目の昨季は52.2回で48本に抑えた。制球面などに課題を残すが順調にステップアップしている投手の1人だ。

8位 山田陽翔 投手 2年目

近江高校/2022年ドラフト5位/右右
昨季成績(三軍)
11登板/44.2回/48奪三振/16四球/2被本塁打/防御率2.62/WHIP1.25

春先に151キロを計測して話題になったがその後は故障離脱もあり昨季の大半を三軍で生活。フォークが武器で中継ぎ向きとの声もあったが1年目は三軍で先発とロングリリーフでイニングを消化し内容も上々。少ないながらも登板した二軍戦では大荒れしたもののフェニックスでは3先発で18回16奪三振とリベンジを果たした。秋の勢いをそのまま今季は二軍戦でも爪痕を残したい。

9位 上田大河 投手 1年目

大阪商業大学/2023年ドラフト2位/右右
昨季成績(関西六大学)
16登板/83.1投球回/59奪三振/17四球/1被本塁打/防御率1.62/WHIP0.94
去年の今頃は2023年ドラフトの1位候補にも名前が挙がっていたMAX154キロの関西No.1右腕。コントロールとフォークが持ち味で球団は中継ぎ起用も視野に入れる。“投げっぷり”を重視するスカウティングで近頃の西武にいなかった完成度の高いの大卒投手。ドラフト順位が2位にスリップした要因と思われる球速低下は気がかり。長い目で見るならまずはファームでコンディションを整えたい。

10位 アンソニー・ガルシア 外野手 1年目

ヤンキース/右両
昨季成績(A+)
52試合/打率.191(183-35)/7本/出塁率.312/OPS.662/4盗塁

昨秋に行われた入団テストに参加していた両打ちのドミニカン。ヤンキース球団傘下22位の評価を受けたこともある元プロスペクト。パワーが最大の武器で三振の多さが目立つが闇雲に振ってるわけでもなく出塁率はキャリアを通して高い。大柄な体格(198cm115kg)だが足も速いようで2022年はAで21盗塁を記録。まずは三軍スタートになりそうだが究極のハイシーリング型として目を付けておいても損はしないかも。

以上が
今回私の選んだ2024年春のプロスペクトランキングになります。皆さんイチオシの若手選手はランキングに入っていたでしょうか?本家プロスペクトランキングの規模には到底及びませんが参考になればと思います。結果が出揃うのは3年後、5年後になりそうですが今回ランキングに入った選手に限らずより多くの若手選手が台頭してライオンズの未来を明るく照らしてくれる事を祈って今回のnoteは終わります。気が向いたらまた書きます。そんじゃ。

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