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待つ力

「意表をついて、こうすればいいのではないか?」

私たちはマンネリに陥ると
何故かマンネリを打破する方法を
探そうとします。

時代の流れは早く、時に上策も
アキレスと亀の例えのような関係に
陥る時もあります。

「時宜を得る」という言葉通り
実際に自分の思いにかなった時間
を手にするには

「待つ力」も必要です。

私も「待てない」人間なので
今回は「待つ力」を自分なりに
アーカイブしたいと思います。

気付く

私たちはとにかくあがくのが
習慣になっています。

特に流れの早い現代では
それが顕著です。

もともと
18世紀イギリスで始まった
「産業革命」で
労働者の使用や生産性のために
「時間」という概念が作られた
と言われる説もあります。

この「時間」というはかりは
人間の考え出したものかもしれません。
まず、そこに気づく事でしょう。

農耕や牧畜などの時代において
「時間」という概念は
一般化されていなかったかもしれません。

私たちは自分たち人間の考え出した
「時間」というはかりに
支配されて生活している面も
多々あるのではないでしょうか?

四季に問う

四季を考えてみましょう。

春になると種を蒔き
芽が出るのを待ちます。

夏の暑さの中で水をやったり
天候に気をつけたり
害虫を防ぎ、実が実るまで
また時を待ちます。

秋になり始めて収穫の時を得るのです。
すべての刈り取りを終えて
恵に感謝した後、

冬がやってきます。
そして厳しい寒さを過ぎれば
また春がやってくるのです。

このサイクルを
人はひとつの摂理
(ひとに代わって事を治め処理すること:コトバンク)と
とらえていました。
自然と身についていたのです。
そしてそのDNAは必ず
現代の私たち誰にでも
引き継がれているはずだと思います。

待つには

では、スピードが速い今に生きる私たちには
どうやれば良いのでしょう?
どう時をとらえればいいのでしょう?

一つは流れに身を任せてみるのも
方法かと思います。

よく海などで水に溺れた時に
言われる事ですが
溺れそうな時にあがいてはいけないそうです。
体を脱力して浮いている状態が
良いと聞きます。

この法則は
荒れた心の状態にも当てはまります。

荒れた海にいると思ってください。
浮き輪があればいずれ荒波は治ります。
心に浮き輪になるようなものを用意できないでしょうか?
それは、偉人の言葉でも良し
記事のように自分でアーカイブ
(まとめてみる)のも
良いでしょう。

ユングの心理学

私の個人的な解釈ですが
ユング心理学では
心のバランスを大切にします。

それは例えるなら
あるべきものがあるべきところに
戻ってゆくイメージに近いです。
まだ、生まれる前に守られていたような
心の故郷の平安な安心感です。

忙しい時ほど

忙しい時ほど
意識的にボーッとして
頭を空の状態にイメージしたいものです。

時には許せないような不条理なときもあります。
怒りは抑えられませんが
囚われる事なく
いなしてゆきたいものです。

ここまで
私なりの「待つ力」について
まとめてみました。
まだまだ不十分だったり
鋭い指摘も感じられた所も多々あります。

ここまで読んでくださって
ありがとうございます。
ひとえに「待つ力」によって
お付き合い下さったおかげだと
感謝いたします。

最後に

善きことは カタツムリの速度で 動く
マハトマ・ガンディー

また次の記事でお会いしましょう。

おわり




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