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私の自己顕示欲

私は、長年にわたり
母の語り部的な言葉たちを
後生大事に聞きながらえていました。

その中には、少し聞いてあまり嬉しくないこともあったことも事実です。

それは、大人になり
人格にまで影響を及ぼしている
気がします。

何故か、私は母の肯定に
安心感を覚えてきました。
「お父さんの意見を聞け」
「お兄ちゃんでしょ」
などなど・・・

我が家は昔から
男性社会だったので
長男の私は家族の中で
甘い汁を吸ってきたことは
否めません。

それが、私の自己顕示欲(アイデンティティ)でした。

それは、一見認めたくありませんが
事実です。
簡単に言えばナルシストに
近いものです。

その、心の中のナルシストらしさと
現実が齟齬を生んで
心に葛藤が現れると
ノイローゼ気味になってしまいます。

今思えば
私の頑張りすぎるくせ
人を思う気持ち
世界観まで
全てがそこに基づいていると
言っても過言ではありません。

人は健全な自己愛を満たすことが
大切だと言ったのは精神科医のハインツ・コフートという人だそうです。

自分が満たされるから
安心して他の人に関心が向けられる。
自由に言葉のやり取りを
行う心理(自我)が発達するようです。

私のように
自己と他人の区別が
つけにくい場合は
アドラー心理学の「課題の分離」が
必要かと思います。
(自分の問題に直視すること…)

とにかく
私の意見のバックグラウンドには
良くも悪くも母の影響が根強くついています。
それは良くも悪くも
わたしのアイデンティティであり
もう取れないことは明らかです。

なお、なおいえば
それでも、病床についていたときに
食料を運んでくれたり
良き話し相手や相談相手になってくれたり
してくれたことも事実です。
それは感謝したいと思っています。

前にも言いましたが
母の子育ては完璧ではなく感じますが
それは完璧な人はいないように
しかたのないことです。

母に対しての
恨みと感謝では、だんぜん
感謝の方が大きいです。
(わたしの場合です)

これからは
母の意見も客観的に受け取るようにして
自分の考えを持ち
今まで以上に人に元気を与えられる
人になることを少しだけ心がけたいです。

人の性格は
良い悪いは決められないと思います。
わたしの自己顕示欲も
そのようなものでしょう。

自分の参考程度に
考えを述べたいと思いました。

最後まで読んでくださり
ありがとうございます。

今日も素敵な
休日になりますように…。

では また
おわり

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