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40代、生理がつらい

ジェノゲスト服用のキロク part 1


男女の違いは多々あるし、最近は性別の境界は社会が作り出した虚像であるという風潮が支持されている。それは間違っていないだろうし、心理的な性別の境界が曖昧になることで、新たな価値観がどんどん生まれているのが喜ばしい。
男らしさ、女らしさ、という漠然と植え付けられてきた呪縛から解放されて、だれにとっても生きにくさの少ない世の中であればいいと思う。
とはいえ、私は女性として生まれたことがどうしても損だと思う点がある。
どうにもならないことだ。わかっている。
が、決してメリットだと思えないことがある。それはまさしく「生理」である。

40代に突入するころから、私の生理はどことなく毎月変化していった。

思春期のころから、それなりの生理痛はあっても鎮痛剤を1~2回飲めばなんとか日常を過ごせていた私は、月経困難感はそれほどでもなかった。
30代は、妊娠や出産という大きなライフイベントもこなしてくれた私の子宮。36歳までは筋腫も内膜症もなく、毎月の生理の負担はまあ人並だったのではないかと思う。
「生理の負担」については100名の女性全員に問えば100通りの負担感があると思う。私の負担感を「人並」と表現したのは、生理痛、出血量が30代ではまだ日常生活をこなせる程度であったからだ。
より具体的な30代までの私の生理、生理周期にともなう心と身体の状況は
・排卵日付近の左右どちらかの下腹部痛
・排卵日付近の軽い嘔気、めまい
・生理1週間前から少しずつ腰痛、突然悲しくなるというメンタル不調
・生理2日前におしるしのような茶色の少量の出血
・生理前日、頭痛や頭重感がある、足先が冷える、腰痛、だるい
・生理1~2日目、順調に経血がでるにしたがって心もからだもどんどん軽くなる
・生理3日目でいったん経血量がぐっと減る
・生理4日目で再び頭重感やだるさがやってきて、まとまった量の経血が出る
・生理5~6日目で終了
詳しく書くとこのような感じだった。30代までは…

40代に突入し、先にあげた生理の状況に、少しずつ不調ポイントが追加されていくようになった。
まず、経血が順調に出てこなくなった。
以前は1~2日目に自然と経血量が増えていき、スムーズにドロドロと出てきていた。
それが、出ていたと思ったらピタ、と出なくなり、数時間。そしてのたうち回るほどの下腹痛がやってきて、20分ほど床に転がって楽な姿勢を探して戦う。そのあと、ポンと栓が外れたかのようにジャーっと大量出血するようになった。夜用ナプキンで受け止めきれないほどの勢いと量が一気に出て、当然下着も汚れるし散々であるが、不思議なことに多量出血のあとは下腹部痛がうそのように治まる。
生理1~2日目にそのように大量出血の繰り返しが数回あり、だいたいの経血が出てしまうのか、3~4日はごく少量、5日ほどで生理が終わるようになった。
40歳になって1年くらいは、このような生理だった。

41歳になるころには、猛烈な下腹部痛からの大量出血が当たり前となり、そして出血量も少しずつ増えてきている、ということに気づき始めた。そしてある月、いつものように3~4日で経血が減って5日目くらいで終わるのだろうと思いきや、4日目、5日目になっても鮮やかな経血が出てくる。さらさらの出血が、多量ではないがずっと続き、8日たっても終わらない。

これはちょっとおかしいな、と思い、さらさら出血が続くこと9日目、私は婦人科を受診することにしたのである。 (Part2へ続く)

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