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やりがいのある仕事のスタイル

テンションで仕事をするな、モチベーションは自分で上げろ。
そんなスタイルで仕事をしています。

関わった仕事でやりがいを感じないことはないですが、大きなやりがいを感じる仕事になったときは共通点があります。

新庄村のがいせん桜通り

上の写真もトップの写真も、村の中心部であるがいせん桜通りの様子。
歴史が感じられ、風情溢れるこの街並みを後世に残していくことは村のミッション。ミッションの達成のために新庄村のグランドデザインが数年前に作成されました。

あくまで理想の上での全体構想であるため、
実行に移そうとすればいろいろな課題が発生します。
とはいえ、何も手を打たなければ残ることもできない。
先日、様々な立場の方が集まり意見を聞こうという会の一員として参加しました。

参加者全員が一人一人話す場面があったので3分話しました。

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地域全体を俯瞰して見られる方や役所のやることとして 

・地域に住む住民のニーズを吸い上げて実行に移す
ことは当然すべきこと。(新庄村だと、街並みの中の桜の木の保全・増えるかもしれない空き家の対応などがそれにあたります。)

でも同じように重要な役割は
・地域に住む住民が気付いていなかったり、明確になっていないニーズを感じ取り、明確に言語化して新たなニーズを提示し、共感を基礎に実行に移す
こと。

どちらも大事で両輪。

グランドデザインはニーズを聞き取って網羅するように作っているから、内容が非常に多岐にわたっている。全体構想であって、実施するための計画ではない、書いてある内容をその通りに進めるものでもない。

明確なニーズに応えるのはやるべきことが明確だから容易。
しかし、それが果たして最善の一手なのか。

何をすべきか、何からやるべきか、場合によってはグランドデザインでは表現されていないことが最優先かもしれない。
覚悟を持って決断して、地域の住民に提示する必要がある。
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過去から未来までの時間軸と全世界までを考えた地域軸の両方を持って、今までにないニーズを言語化する。提示する内容は具体的なニーズを根拠とはしていないからこそ、提示するためには覚悟をもって決断する必要があります。

覚悟と決断がセットになった状態で提示ができていれば、提示した内容を「違う」と言われても良いと思っています。やらされ感のある内容ではないから伺って対話して説明もしますし、どれだけ話してもダメならば最後は引くという柔軟さも必要と思っています。

このパターンだと大体の場合かなり尖った内容になるので、全部が実施できるわけでもありません。ダメでも「提示した内容ではない」ということが明確になるので、進むべきルートを一つ消すことができます。

覚悟と決断、対話と柔軟性。
そのような動きの中で0→1を作っていく。
新庄村役場ではそんな仕事の仕方ができることが多々あり、日々の中で大きなやりがいを感じています。

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