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こんなはずじゃなかったであろう東京ドーム興行

新日本プロレスの”イッテンヨン”でも”イッテンゴ”でも無い東京ドーム大会まで残り10日となった。

新日本プロレスが1月ではない時期に東京ドーム興行をするのは、2005年10月8日以来とのこと。その後は東京ドーム興行は毎年1月4日のみ行われ、2020年と2021年は1月4日,5日の2Days興行が行われている。

こういった歴史から見ても、新日本プロレスにとっては東京ドームは特別な場所である。会社にとっても選手にとっても。

この特別な場所での1月ではない時期での興行がこのコロナ禍の今行われる。

コロナ禍での興行とは、つまり感染対策の為に観客数を減らし、声出し禁止、感染対策の為のスタッフの増員、飲食売店無し、、、
とにかく経費はかかるが収益は落ちるという状況であろう。

それでも新日本プロレスは攻めている。
キャンセル料との兼ね合いもあるのかもしれないけど、東京ドーム興行を決めたのはコロナ禍の時だろうから、その時点で攻めていると思う。

この東京ドーム興行、実は5月29日開催予定だったが、コロナの感染者数増加の影響で延期とされ今月7月25日になった。
7月25日開催の発表があったのが6月16日。この頃の東京都の観戦者数は減少してきていて400人台。国内のワクチンの接種も順調に進む気配が見えていた。

よってこの6月上旬の時点では「この頃になれば、感染者数ももう少し落ち着くだろう」と思っていた。私達は。そして新日本プロレスの方もそう思っていたのではないだろうか。きっと。

しかし、今東京都は4回目の緊急事態宣言真っただ中。
ワクチンも供給不足で接種が当初の予定通り進んでいない。
しかも今日の東京都の感染者数は1149人。

どういうことだ。

今月に入ってちっともコロナがおさまっていないからであろうが、東京ドーム大会のチケット販売は7月11日で締め切られた。
これはつまり、日にちが近くなってから行きたくても、当日時間ができたから行ってみたいと思っても、もう観に行けないのである。

ただでさえ観戦人数を絞っていたのに、ギリギリまで粘ってチケット販売することも不可となった。もうプロモーションしても営業活動しても、チケットは販売できないのである。

今年のイッテンヨン,イッテンゴも同じように、早々にチケット販売を打ち切らざるを得ない状況だった。
毎回毎回ドーム興行がこれでは痛いだろうな。。
毎回こんなはずでは無かったであろう。心中お察しします。。

今回のチケット販売期限の時間が近づくにつれて、公式Twitterからカウントダウンのように1時間毎にプロモーションツイートが流れてきていた。
必死さが伝わってきて心の中で応援してしまった。

ちなみに東京ドームの利用料金を調べてみたところ、土日祝日7:00-24:00で¥22,000,000とのこと。キャンセル料は1か月を切ると全額らしい!
ひーーーっっ!!!

現時点でチケットが何枚売れているのかわからないが、本当に沢山売れていることを願う。


さて、この7.25東京ドーム興行のメインイベントはIWGP世界ヘビー級選手権試合。チャンピオン 鷹木信悟 vs 挑戦者 飯伏幸太の試合である。

本当はこの試合について書くつもりだったが、、
前振りがだいぶ長くなってしまった。。
このタイトルマッチについてはまた別で書こうと思う。

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