先日テレビつけていたら、素晴らしく上手い歌声が聴こえてきたので、思わず見入ってしまった。
歌っていたのは清水美依紗さんという方で、曲名は「Starting Now 〜新しい私へ」という曲だった。

これは、ディズニーの Ultimate Princess Celebrationという祭典？の日本版テーマソングとのこと。
歌っている清水美依紗さんは21歳の音大生とのこと。

音楽の道をしっかり歩んでいらっしゃる方なんですね。お上手なのも納得。
聴いていてとても心地よい歌声だった。

さて、このUltimate Princess Celebrationとは

勇気と優しさ”をテーマに、ディズニーのプリンセスやヒロインたちに関連した様々な施策を通じて驚きと喜びを届けるグローバルな祭典 

これから色々イベントが行われていくようだが、"プリンセスやヒロイン"という点から、女性をターゲットにした、女性を応援する雰囲気を感じる。

実際このテーマソングも
「新しい自分を探して、 後ろを振り向かず一歩踏み出すことの大切さを訴えるパワーソング」
とのこと。

なるほど、確かに歌詞もメロディもとても力強い感じの曲である。
MVもディズニーのプリンセスやヒロインが力強く行動している映像が使われていて、メロディや歌詞とも相まって、観ていると勇気や活力を貰えるMVだった。

ただ、ひとつ思ったのが、

「女性に向けて、なんだよね、これは」

ということ。

新しい自分を探して、 後ろを振り向かず一歩踏み出すことが大切なのは、女性だけではなく男性も。いや、女性とか男性とかの概念は必要ない、人間みんなにとって大切。

でも、今回のディズニーの施策(？)は『プリンセス、ヒロインを通して』と言っているから、ターゲットは女性になるであろう。

やっぱりまだまだ女性は男性よりもがんばらないと、色々立ち向かったり乗り越えたりは出来ない、とディズニーは暗に思っているのだろうか。だから女性向けの女性を応援する祭典？をやっているのだろうか。

現実世界では確かに女性より男性、というところは多いにあると思う。
そしてそもそも、ディズニーでは女性が主人公になる話が多い。
(男性主人公ってターザンとかライオンキングぐらい？ミッキーはちょっと扱いが違うし…)
だから、意図せず結果的に"プリンセス、ヒロイン"になり、女性がターゲットになったのかもしれない。

ただ、多様性が叫ばれる今の世の中、"世界のディズニー"は、もうちょっと何か、何かであっても良かったのではないか、とちょっと思ってしまった。