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プロによる人の心を奪う仕掛けの畳み掛けが素晴らし過ぎる件

新日本プロレス団体最高峰のベルトであるIWGP世界ヘビー級のタイトルマッチが明日6.7大阪城ホールで行われる。

前王者のウィル・オスプレイ選手の怪我による突然のベルト返上によって、「誰がベルトをかけて闘うのか?」と言われてきた中で決まったカードは
"鷹木信悟 vs オカダ・カズチカ"
これについては以前別の記事で語った通り。

そしてコロナ禍で興行中止になったりと色々な諸事情も重なり、この2人の前哨戦はほとんど行われず盛り上がりにイマイチかける中、本番の6.7大阪城ホールを迎えると思っていたところ、新日本プロレスは動いた。

タイトルマッチ2日前と前日に来て、2人のインタビューをあげてきた。しかも活字とYou Tubeの両方で。You Tubeにインタビューがあがるのは、相当なビックマッチの時しか無かった。

元々は日曜開催であったが、大阪府の緊急事態宣言下のイベント開催の制限の影響で、月曜開催に変更されて払い戻し対応も行っている。

いくらビックマッチといえども、月曜開催であれば相当な払い戻しもあるであろう。集客も厳しくなったであろう。
そこを最後の最後までなんとか!という企業努力を感じられた。

この2人の対戦が決まったのも最近であるから、そこからインタビューをして、動画編集や活字の編集をして、煽りVTRも作って、、

興行を支えているスタッフの人達の苦労を想像すると、チケットやグッズが売れてくれることを切に願うばかりである。

そんなスタッフの人達の苦労が詰まっている、煽りVTRがこれまた素晴らしい。
個人的な感想でいえば、ここ最近の中ではダントツにカッコよいVTRだ。

そして、両者のインタビュー動画。
ちなみに、オカダ選手の方が先にあがり、翌日に鷹木選手があがった。
ここがポイントである。
(この点については後ほど言及)

オカダ・カズチカ選手インタビュー


鷹木信悟選手インタビュー


ここで、先程述べた"オカダ選手のインタビューが先にあがった"というポイントについてふれたい。

この試合間近であがるインタビュー。
当然先にあがった方が目にされる機会は多い。ましてや前日にあがったものは時間が無くて観れない人だっている。
オカダ選手のインタビューが先にあがった。

そして、インタビュー動画の長さ。
鷹木選手7分51秒
オカダ選手17分1秒

加えて、インタビューの撮影場所にも差が…
これについては鷹木選手が突っ込んでいる。。

これらの差別?区別?は
新日本プロレスの選手に対する期待を反映しているのか?
はたまた新日本プロレスが感じているファンの支持を反映したのか?
はたまた何かのフラグなのか?

こういったことを想像するから結果が更に面白くなってくる。
特に今回は最高峰のベルトのチャンピオンが決まる試合。どちらがチャンピオンになるかで、その後の新日本プロレスの色が大きく変わってくるであろう。

私個人としては、インタビューを聴いた上で鷹木選手を応援したい。

鷹木選手のインタビューでの言葉は心がこもっていて、訴えかけるものがあった。
穏やかな口調の中にも強い信念が感じられた。言葉に人間味があった。
『がんばれ!』という気持ちが自然とわきあがる様なインタビューであった。

オカダ選手のインタビューは、、なんか、、台本?セリフ?とりあえず他者とか色んなことに対する批判が多くてあまり響いてこなかったというか、、

(まだここにきてまで、そんなに新しいベルトに納得いってないなら挑戦しなきゃいい。「僕は納得いってないからあのベルトに挑戦しません」とかの方が信念通しててカッコいいんじゃない?とかって、ちょっと思ったり…)

明日のタイトルマッチ、鷹木信悟がIWGPと名のつく団体最高峰のベルトを初めて戴冠するのか?
もしくは、新しいベルトに対しては納得いってないけどチャンピオンにはなりたいオカダ・カズチカが勝って、自身で『クソダセェ』と以前言ってしまったベルトを腰に巻くのか?(←だいぶイヤミな言い方 笑)

3日前まであまり興味が無かった試合が、この2日間の新日本プロレスの仕掛けのおかげでかなり自分の中で盛り上がってきた。

まんまと新日本プロレスの手のひらの上で転がされてしまっている自分がここにいる。






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