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【名盤伝説】 ”Casino Lights Twins: Legendary Live at Montreux Jazz Festival 1981” 伝説のライブ完全盤

お気に入りのミュージシャンとその作品を紹介しています。1981年に行われたモントルー・ジャズ・フェスティバルの模様を収録したライブ盤。1982年に『Casino Lights』としてアルバム1枚でリリースされましたが、その際に未収録の楽曲を追加したCD2枚組がタワーレコード限定でリリースされました。それが今回紹介する『Casino Lights Twins: Legendary Live at Montreux Jazz Festival 1981』(2021)です。

1981年のこのジャズ・フェスティバルで開催された「ワーナー・ブラザース・ナイト」では、アル・ジャロウランディー・クロフォードイエロージャケッツデヴィット・サンボーンニール・ラーセンバジー・フェイトンマイク・マイニエルなどのワーナー所属のミュージシャン総出演で繰り広げられた、一夜限りのスペシャル・ライブでした。フロントメンバー以外にもラリー・カールトンマーカス・ミラーリッキー・ローソンリチャード・ペイジビル・チャンプリンスティーブ・ジョージなどなど。目が眩むほどの豪華出演者です。

82年に単品でリリースされた時点でも、その出演陣の豪華さが話題になりましたが、暫くして、どうやらこのアルバムには未収録だった部分も(当然)録音されていて、そのパッケージが存在しているらしいとの噂がたちました。

92年にアルバムがCD化された後も、追加収録された曲以外に、市販されていないプロモーションCDとして出回っているとか、ヨーロッパではフェス全体のライブ盤がBOXでリリースされているとか・・・。そこにはラリー・カールトンがフロントの名曲「Room 335」も収録されているとか。詳細は分かりませんが、そんなワクワクするような話が伝わっていました。

そしてフェス開催から40年経った2021年、幻のパッケージが唐突にタワレコ限定でリリースされるという衝撃的なニュースが飛び込みます。CD2枚組で1枚は従来のもの、もう1枚が未収録だったものだといいます。どんなカタチであれ、その時の音源がほぼ全て聴けるという嬉しいニュースでした。

収録曲
CD-1 “Casino Lights”
1-1 Al Jarreau & Randy Crawford / Your Precious Love
1-2 Al Jarreau & Randy Crawford / Who's Right, Who's Wrong
1-3 Al Jarreau & Randy Crawford / Sure Enough
1-4 Randy Crawford With Yellowjackets / Imagine
1-5 Yellowjackets / Monmouth College Fight Song
1-6 David Sanborn / Theme From "Love Is Not Enough"
1-7 David Sanborn / Hideaway
1-8 Neil Larsen And Buzz Feiten / Casino Lights
1-9 Yellowjackets / Tee Time For Eric *
1-10 Larry Carlton With Yellowjackets / Last Night *
1-11 Neil Larsen And Buzz Feiten / E Minor *
1-12 Mike Mainieri / Sara's Touch *
*CD化にともない追加収録。

CD-2 “Casino Lights II”
2-1 Al Jarreau / Your Song
2-2 Larry Carlton With Yellowjackets / Room335
2-3 David Sanborn / Lotus Blossom
2-4 Randy Crawford With Yellowjackets / Rainy Night In Georgia
2-5 Neil Larsen Band / The Visitor
2-6 Al Jarreau / Roof Garden
2-7 Yellowjackets / Imperial Strut
2-8 Randy Crawford With Yellowjackets / You Might Need Somebody
2-9 Mike Mainieri / Flying Colors
2-10 Chick Corea Quartet / Folk Song
2-11 Al Jarreau And Randy Crawford / Sure Enough

ワーナー系フュージョンの、最も勢いのあった時期のミュージシャンが総出演という歴史的なステージを、今更感はあるものの、こうして楽しむことができるなんて
・・・「果報は寝て待て」ですね。

CD-2の収録曲がYouTubeにありました。先ずはこちらでお楽しみください。

フェスならではの豪華ラインナップと、普段は中々聴くことのできない共演によるシナジーの妙など聴きどころ満載です。限定商品なので、あるうちに入手しておきましょう。


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