聞こえない声を聞くために

"見逃される苦悩。救済への新たな手段が登場"

聞こえない声、見えない心を見聞きする手段はないか。そうすれば救える命があるはずだ。
何気ない声や心の叫びが見落とされてしまうことがある中、それらに救いの手を差し伸べる方法が生まれた。医師と企業が協力して誕生した「学校休んだ方がいいよチェックリスト」だ。

"若者の心の叫びに耳を傾ける新たなツール"

開発された背後には、亡くなった若者の多くが不登校を経験し、そのうち75%が早期に学校に復帰していたという事実が影響している。
医師の松本俊彦さんは「不登校は子どもが生き延びるための戦略であると大人が捉えることが重要。不登校はときに必要です」との考えを示している。(不登校新聞610号より)

"不登校の真実に学校は向き合えるか"

この記事を読んで学校側はどのような感情を抱くだろうか。
不登校児童が学校に戻らなくても結末は分からない。しかし、75%の若者が学校に戻ることが不登校の解決にはならなかったという事実が浮かび上がる。

"新しい価値観への転換"

日本の教育者たちは皆、情熱をもって教育に携わっている。その思いは素晴らしい。しかしその情熱により、「学校に来させることや友達との良好な関係を築くことが優れた教育だ」という先入観に縛られている先生もいるかもしれない。

"命を救う休む勇気"

一週間で四万人以上の利用者が集まったというこのチェックリスト。その主な利用者は、保護者だろう。

このリストを知っている先生はどれくらいいるだろうか。

学校もこのリストを取り入れ、休むことに対する勇気を共有することで、さらなる命が救えるかもしれない。

参考「不登校新聞610号」↓
https://futoko.publishers.fm/article/27848/


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