実は私は美容師になる以前にはお金を払って散髪に行った事がないんです。。。

私が生まれる前、母が美容師をやっていたという事もあり

いつも母にカットしてもらっていました。

そして美容学校に入ってからは友達と切りあい、、、

という事で美容師になる前に美容室でお金を払って「お客様」という形で

実際の美容師を生で見る事、体験する事がありませんでした。

なので「私」という美容師の形は原型のない形になります。

そこで、、、、働いていて思う事

美容師って？と色んな方に質問した場合に出る言葉を考えてみました。

■派手な感じ

■接客がワンパターン
　※今日はお休みですか？
　※どこかこの後遊びに行くんですか？
　※お仕事なんですか？学生さんですか？

■女好き。。。

■おしゃれ

などなど。。。。沢山出てきます。

たぶんこれらは美容師になる前の方達が美容師になってから

体験したことを元に接客してるから、あるいはファッションなどを

美容師っぽくしようとしているから。。。なのではないかと。

いわゆる「美容室体験現象」なのかもしれません。。

それを考えると一般のお客様から見た「美容師像」とは

多分まあまあ同じ形をしているのではないのかな？と思います。

例えば皆さんの前に色んな方の写真を置いてみる。

その中に数人の美容師さんの写真を混ぜて。。。

するとほとんどの方が同じ写真を選ぶような気がする。。。

これがいわゆる皆さんの中の

「美容師像」なのではないかと。。。

だからドラマとかに出てくる美容師は

だいたい同じような雰囲気だったり言葉使いだったり。。。

不思議ですよね。。これって。

まるで外国の方が日本人はみんな柔道が強い！みたいに思うのと変わらな

い。あるいは皆、侍の格好をしている・・・

だからこそ私自身は働き始めからこれらの事にずっと疑問を持ち

自分という原型のない美容師を自分で考え作ってきました。

これが私の思う「美容師」なのだと・・・・。

これにより私は美容師になって以来、私を知らない方から

「美容師さんですよね！」

と、当てられたことが一度もありません。

・・・私は理想の美容師へと駆け上がっていくのでした。。。