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雪が降った翌日に。いつものお気に入りのカフェでひと時を

昨日は雪かきに励んだ。東京でも久しぶりの大雪。大雪といっても10cmにも満たないので、雪国の人が聞いたら、何を大げさなと言うだろう。
それでも、駐車場と前の道の雪をどかしておかないと、家人が仕事の行き帰りに転んでしまう。私は家でぬくぬくと仕事なので「外でお勤めの方、雪の日もご苦労さまです」と伝えたい。

そうこう言っているうちに、雪が解けてきたので外出。近所のお気に入りのカフェに行ってみた。そこのお店は以前、私が取材したところ。
ドアを開けようとしたら、鍵が開かない。電気はついているのに。中をのぞいていると、店主が気づいて開けてくれた。「今日は、もうお客さんが来ないと思って」と。
電気がついているんですけど……。まあ、雪が解けてない道もあるし、すべりそうだから来ないのかも。このお店のお客は比較的年齢が高めの女性が多いみたいなので。

そのカフェで洋服のセールをやっていた。私の運勢によると、今年は明るめの色がおススメとのこと。
明るい色のセーターを手に取る。このセーターを着て、どこに出かけようか。このベストは何に合わせたらいいだろう。
このパンツ、私にはちょっと丈が長すぎるかな。

手当たり次第に試着させてもらう。洋服は着ないと失敗するので、試着は絶対に必要である。お客は私一人だから、やりたい放題。
店主も嫌がらずに接客してくれる。さすがギャラリー併設で美術品を扱っているお店だけあって、センスある品が並び、決めるのが大変。

あれこれ迷ううちに、結局予算オーバーしてしまった。
「今、持ち合わせのお金が足りないんです……」と私。
店主が快く、「あとで足りない分を持って来ればいいから。いつでもいいわよ」と、太っ腹。お茶までいれてくれたので、ホッと一息。

すぐ近所とはいえ、口約束でツケで買い物。私が払いに来る前に、死んだり、事故に遭ったりしたらどうするんだろうと、心配になってしまった。
でも、私を信用してくれてありがとうございます。
また、おいしいお茶を飲みに来よう。

店主の優しい笑顔を拝んで、お店をあとにする。
急いでお金を届けに行く。
また、店主の笑顔と居心地のいい空間を味わいに、お店を訪れたい。
雪の降った翌日だが、私の心はほんわかと温まった。
こんなお店が近所にあって、さぞかし皆の心のオアシスとなっているに違いない。

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