リヤBOX復活と夕方のカブ散歩。
ライフワークの方でカブでの現場行き、機材や書類の収納用にリヤBOX復活させました。
12mmと14mmのボルト2本ずつ計4本を外して締めるだけなので、グラブバーとの交換は数分で可能。ラクチン。
使い途の都度、自由に身軽さと便利さを選択出来るのはカブの魅力のひとつですね。
仕事のストレスの大半は人が対象。
私の場合、人との話が煩わしいと思うことがしばしば。
仕事の時は集中したいので、仕事上の声出しは積極的ですが、私語を挟みたくない。淡々とこなしていくのが好きなのです。
休憩時間やプライベートでは、引き出しの多い人の話に耳を傾けるのが好きで、仕事の愚痴はあまり交わしたくない。
ところが、職場ではその逆が多い。
仕事中に私語を交わす同僚のミスを私が拭う時や、休憩時間に延々と聞かされる仕事の愚痴に反応する時というのは、手に付いたグリスのようなストレスが溜まる。
薄くはあるけれど落ちにくい。
落とすには、
1.職を変える
2.相手を無視する
3.うっせーだまれと言う
4.余暇にバイクで散歩する
オトナなので4を選択。
14:30からのカブ散歩。
そう、この時間にふらりと外出出来るのは恵まれている。
以前のような、毎日勤の管理職や気狂いのような昼夜の無い専任職の働き方では、月に一度出来たら幸運な自由時間。
この時間帯は賑々しい午前中の忙しさと違い、どこか丸い時間が流れているので好きだ。
下校する生徒たち、子連れのお母さんたちが立ち寄るスーパー、コンビニ駐車場で漫画雑誌を読む営業マン、帰途につく現場のお兄さんたち…。
専任職の時は、この時間から深夜が本番でした。
いわゆる不正調査部門での、対象者に対する調査面談や裏取り、関係先調査。
昼のお仕事を終えてからの時間から開始される、互いの腹の探り合いや対決。引導を渡す際の相手の激情や涙。
おそらく、当事者以外には誰も目にしないであろう、ある意味人間らしい矛盾と憎悪と私情と欲求と保身と冷徹さに満ちた時間。
だいたい夕方から開始、長い時は深夜にまでファミレスや相手の自宅や反社の事務所や車の中で、私はトイレに立たず、相手が根負けして見せる隙を突く時間。
会社側は社会正義を口に私達を動かしたけれど、私は自分の見立てや予想に間違いがないことを証明したいだけのこと。正義を動機にしたら、おそらく傲慢で鼻持ちならない人間になったでしょう。
30代後半で重役、業界横断で職場をいくつか変えても同じ種別の業務。記憶が曖昧になるほど激しい働き方をして。
死に急ぐのか生き急ぐのかわからない顔つきだったはず。
訴訟対応などで直接資料を作るようになってからは、こちらの勝訴後に対象者のご遺族が命を絶ったことも一度や二度でなく。
今は、同業他社が作成した訴訟資料の精査の依頼が殆ど。
時々、人が亡くなっている案件をどうにかするために現場に赴く。
そうした時は、自分を限りなく人為的に追い込んでいくことで判ってくるものがあるのですが、反動は強い。
リセットするには、今日のように穏やかな時間を過ごすに限ります。
20年ぶりですっかり下手になったバイクの運転。
丁寧に正確に走ってみようと集中する時間も、気持ちを落ち着かせてくれます。
静かな排気音、威圧感のないカブが良い理由はそこにもあって。
これがSSや威圧感じゃんばりのカスタムバイクだったりしたら、僅かな刺激で仕事モードになってしまう。
今夕は、穏やかに過ごせました。
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