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35mm判フィルムパッケージ集(ポジフィルム編)

ポジフィルムのパッケージはネガよりも地味かも知れない。パッケージの見た目で買っていくライト層がターゲットではなく、指名買いする層がターゲットのせいだろうか。

下のパッケージはフジクロームの名前が付いているが、もっと前はフジクロームの名前が付いていなかったように思うが記憶違いの可能性もある。
いずれにせよ、業務用フィルムという雰囲気の色気のなさ。デイライトかタングステンの記述すら無い。完全にスライド資料作成用途のフィルムというところか。

ところが同じ時期のフィルムなのに、”D”が付いてデイライトの記述が現れた。しかもプロフェッショナルという文字もある。ということは、これは一般撮影用フィルムということか?ちなみに略称が”RDP”とあるから、現在のプロビアのご先祖か?

ちなみに当時は感度50のフジクロームも使っていたようだ。記憶に無い。
ちなみにもうすでに感度は”ISO”で表記されている。

下のものは単にデザイン違いか?

ISO400もあったが、値段がかなり高い。

コダックは、下の画像以前はかなり地味なデザインだったような記憶があるが、昔のパッケージは残っていないので単なる印象でしか言えない。

下のパッケージはパッと見た目、3色刷りでも同じように刷れそうに思うが、どうやら6色刷りのようだ。赤、オレンジ、橙などの同色系の色がそれぞれ微妙に色味が異なっている。インクの色自体が違うのだ。同じ色のインクで濃さ(網)を変えれば済むことなのに、どうしてこんな変なところでこだわるのか分からない。

コダクローム64は35mm判の中ではボクの常用であり、常にカートン買いしていたので、間違いなく生涯で一番多く使ったフィルムである。

さてパッケージの話に戻り、さすがに下のパッケージは同じ色にしたかと思ったら、オリンピックのロゴの部分で青が入って4色刷りになっている。

下のパッケージは「プラス4枚!!」とのことで、それ以前は20枚撮りだったらしい。完全に記憶に無い。
ちなみにパッケージは3色刷りのようだ。

コダクロームの25という感度はかなり低いが、高画質の代名詞でもあった。
だから1度使ってみたかったが、やはり使いにくく、この1本しか使ったことがない。何を撮ったのかは全く覚えていない。
なお、ネガフィルムと間違えられることがあるのか、大きく「SLIDE FILM」と書かれている。

コダクローム200はかなり短命なフィルムだった。
このフィルムは松江市の菓子博覧会でスナップ撮影するのに使ったことをよく覚えている。逆に言うとそれ以外に使っていない。さすがのコダクロームでも、無理のある高感度では画質が粗く、そしてカラーバランスが崩れやすかった。

やはり高感度は内式フィルムのほうが安定性があったようで、高感度フィルムはもっぱらエクタクロームを使った。なお、たまにエクタクロームのことを略したつもりで「エクター」と呼ぶ輩がいたが、「エクター」はネガフィルムのほうにあった名称なので気をつけたい。

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