同期との飲み会

 ここ何度か仕事のことでしんどい、ということを書いてきた。相変わらず仕事は黙々と続けている。この一ヶ月でも色んなトラブルはあったのだが、なんとか先輩や上司のアドバイスを聞きながら、お客さんと揉め事も起こしつつ、今に至っている。少なくとも4〜5月の時のようなノイローゼ気味の状態からは抜け出せたが、相変わらずいつ失敗するかと思うと心が落ち着かない。
 そんな中、この間久しぶりに同期との飲み会に参加した。同期は今月異動になり、残業時間、人間関係ともに最悪で、相当疲弊していた。ただ、話を聞いていながら自分とはスタンスが異なる点にも気づいた。僕らはともに一般総合職であり、よくも悪くも色んな職場を転々とする。そんな中での彼の主な訴えは「別のマシな職場に異動したい」というもので、今の仕事を転職する、という発想は頭にない。
 仕事で何かを作り上げたいとか、何かを成し遂げたいという話は彼からは出てこない。仕事はあくまで生活の糧なのだろう。それはそれで一つの考えだ。実際僕よりよほど、求められた仕事を着々とこなすことのできる人間だ。今までも忙しい部署に転属されたことはあったが、人間関係で追い詰められるようなことがない限りは、びっくりするほど堅実に仕事をこなしていった。その彼が苦しいというのだから、今の彼の職場は相当麻痺しているのだろう。
 一方で、今の自分からしてみれば、彼の話は聞いていて少し寂しい気持ちもした。自分は、どうせ人間働かないといけないのであれば、その時間が自分にとって成長につながるような、充実した時間にしたいという気持ちが強い。彼にとってもそうした気持ちがあるかもしれないけど、仕事で何を成し遂げたいか、どう成長したいか、そうした会話には中々ならない。
 「おいおい、ノイローゼ気味で仕事が苦しいとか、仕事辞めたいとか言っているやつの言葉か。」これを読んでる人はそう思うだろうし、自分でも半分そう思う(笑)今の職場が単調だとか、つまらないというわけではない。ただ、あまりにも職場の人数が少なすぎて、また量が多すぎて学習する余裕がないのだ。あと一人でも職員が増えるだけで、全然状況は変わるのだが、一向に職員が増える兆しは見えない。
 今の自分は同じように、自分の人生についてあれこれ考えながら前に進もうともがく人と出会いたいのかもしれない。ブログを書きながら考えた。

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