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明けまして「おめでとう」

 元旦の朝、フェイスブックを覗くと「”明けましておめでとう”というが、戦争が日常化する世情を考えれば考えるほど、おめでたいという言葉は使えない」という投稿がいくつかあった。  確かに、何となく新年を迎えたら周囲に「明けましておめでとう、今年もよろしくお願いします」と慣用句として言うことはあるが、本当におめでたいと思っていない。ましてや、元旦の日に能登半島での大きな震災、翌日は旅客機の衝突と大きな事件が起こった。新年明けてからSNS上で「おめでとう」という言葉を見ることは滅法少

    • 現在(いま)を生きる

       さて、子供が産まれて初めてのブログ、そしておそらく今年最後のブログ投稿になる。  12月10日出産。この日の夜は長かった。妻は翌週に入院をする予定だったが、それよりも早い陣痛が深夜に始まり、急いで病院へ。陣痛の痛みに付き添いながら状況を見ていたけれど、そのままでは出産が厳しい状況となり、緊急の帝王切開で朝に出産となった。  今は2ヶ月の育児休暇をとり、妻とともに育児に専念する毎日だ。想像していたとおり、馴れない育児に時間を費やしていたらあっという間に一日が過ぎ、もう年末

      • 子供が生まれるまでの準備

         早いもので妻が臨月を迎え、来週には子供が生まれるだろうという状況だ。本当にあっという間だ。前回ブログを書いた10月初頭から軽く一ヶ月以上経っており、時の流れの速さを感じる。    普段仕事中心の生活をしていると来週には子供が生まれるというのが、イマイチぴんとこないのが実感だ。決していいことではないのは承知しているが、体の変化の大きい女性と比べてその実感がわきにくいのは仕方がない。   ベビーグッズを揃え、扶養の手続きを調べたり名前を考えると、子供が生まれたらどんな生活になる

        • 新しいスネアの購入

           すっかり店の風景を撮るのを忘れてしまったが、先日ドラムステーションリボレ秋葉原で何年かぶりにスネアドラムを購入した。いわゆる小太鼓で、よくドラマーが叩いているパンっとした音のあれだ。8年ぶりの購入となる。  今回はお世話になっているドラムの先生に同行していただき、たくさんのスネアを試奏させてもらった。ざっと10台以上は試奏させてもらっただろうか。一時間ぐらい中でスネアを見ていて購入するつもりが、結局何時間も店に滞在して、ようやく新しいスネアを購入した。  こんなに時間を

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          鴨川シーワールド

           去年の夏に母+兄家族と館山に旅行に行ったのだが、今年は引き続き、鴨川旅行に行ってきた。鴨川は僕が推した。海岸線の綺麗な保養地としてゆっくりできる場所であると同時に、ちょうど職場の共済が運営している旅館が割安で泊まれるので、お得に旅行を楽しめると思ったのだ。  甥姪が楽しみにしているということで、鴨川シーワールドに久しぶりに入園した。9月中旬だというのに真夏のような暑さ&家族連れの多さに圧倒され、妊娠中の妻はとても調子が悪そうだったのが気の毒だったが、一方で甥姪はおそらく初め

          鴨川シーワールド

          谷崎潤一郎「文章読本」

           週明けの出勤はとにかくしんどい。今日は運良く大きな事件も起こらず、定時で帰ることができたのだが、午前中から体がダルい&眠気が爆発して、思わず袋詰のイタリアンローストのコーヒーを飲んだ。あまり余裕もなく、それほど深煎コーヒーの味を楽しむこともできないのだけど、戦場でのささやかなほっとする一時だ。  では、そんなもので久しぶりにブログを書こうとしている。最近はこの異常な暑さのせいか、リビングにエアコンをつけて、妻と二人で過ごすことも多い。リビングに置いている昔買ったONKYO

          谷崎潤一郎「文章読本」

          心地よい休日の過ごし方

           4月以降、ブログの書き出しに直近の仕事の状況を記載するのが通常パターンになっている。なんだか気の晴れない作業にも思えるが、それを無視して何か書こうとしても、自分自身に嘘をついているような気がしてならない。わざわざ読む人の心を遠ざけるような書きぶりに思えなくもないが、自分自身の精神管理のためにも、少なくとも一年はこの習慣が続いていくことだろう。  さて、ここ最近の休日は、暇さえあれば映画を見たり、お気に入りのカフェに通ったりしている。  何ヶ月か前にツタヤディスカスに入会し

          心地よい休日の過ごし方

          納涼会

           仕事量も相変わらず多い上に、先方から早く業務を仕上げるようにという圧力が強まっている中、とにかく早く帰って休みたいし、とても金曜日に酒を飲もうという気にもならなかった。しかし、先週末は組合の企画で納涼祭をやることになっており、一応役員という身としては欠席するのもいかがかと思い、今回久しぶりに納涼会に参加することにした。  この日の納涼会は高速バスに1時間弱ほど乗って、遠方のホテルでビアガーデンといったものだった。もともと自分は友達作りが苦手で、知り合いもほとんどいない中、

          セッション会参加

           昨日、セッション会に参加した。メンバーは20人弱といったところか。ドラマーは僕を含めて計3人。みんな初心者といったところだ。セッションといっても有名なスタンダード曲のアドリブ演奏というような高度なものではなく、有名なJロックの曲をコピーし、その場で練習するというものだ。    前もブログで書いたかもしれないが、結構テンポが早かったり、テクニックがいるような曲が多かったせいで準備が難航した。普段は自宅内の練習パッドで練習しているのだが、実際の生ドラムを使うと思うようにバスドラ

          セッション会参加

          久しぶりの邦楽セッション会の参加

           ここ最近は少しずつ気持ちが前向きになってきたのか、ドラムの練習はするようになっている。  といっても練習は朝の15〜20分程度だ。最近は残業が多く、家に帰ったらすぐにシャワーを浴び、ご飯を食べたら、寝る時間まですぐだ。そもそも打楽器のような音量が出る楽器の練習を夜中にはできないし、この暑さだと体を動かすだけで汗びっしょりになる。それでも数ヶ月前までは全く手に触れることもできなかったスティックにも触れるようになれたし、いくらかは前進した。毎日継続していることについては自分を褒

          久しぶりの邦楽セッション会の参加

          同期との飲み会

           ここ何度か仕事のことでしんどい、ということを書いてきた。相変わらず仕事は黙々と続けている。この一ヶ月でも色んなトラブルはあったのだが、なんとか先輩や上司のアドバイスを聞きながら、お客さんと揉め事も起こしつつ、今に至っている。少なくとも4〜5月の時のようなノイローゼ気味の状態からは抜け出せたが、相変わらずいつ失敗するかと思うと心が落ち着かない。  そんな中、この間久しぶりに同期との飲み会に参加した。同期は今月異動になり、残業時間、人間関係ともに最悪で、相当疲弊していた。ただ、

          同期との飲み会

          趣味と人生について

           学校が嫌いだった。同年代と馴染むのが下手な自分は、周りが友達と仲良くしている中一人ぼっちでいる孤独やコンプレックスに耐えきれず、とにかく学生時代は学校から卒業したくてたまらなかった。そして高校を卒業したら自分の居場所が欲しくて、なんとか馬が合うような人が集まる居場所を探しては見つからず、新しいサークル、コミュニティに入っても長続きしない、ということをずっと続けてきた。  振り返ればほんとにつまらないものだが、自分の人生はそんな居場所作りとの戦いだったのかもしれない。  上

          趣味と人生について

          休日や仕事について諸々

           前回のブログから一ヶ月以上が経つ。あの時は精神的にもかなり参っていたが、何とか最悪の事態だけは避けられたようで、前ほどひどい状況ではない。  しかし、相変わらず何をするにも気力はわかない。休みの間もどこか仕事のことがひっかかり、リフレッシュもできないので、今は特別な用事がない限りはどこかに出かけたり、ということは少ない。  それでは家で何かしているのかというと、基本的にぼーっとしていて、生産的な活動はほぼやっていない。  最近になってようやくドラムを再開するようになったり、

          休日や仕事について諸々

          心のリハビリ

           残念ながら、しばらくずっとブログの更新が止まっている。  4月は仕事のことで頭がいっぱいだった。単純に忙しいから、というだけではない。お客さんとの初期対応に失敗し、それが尾を引いて今もあまり気持ちが休まらないでいる。    これまでも月100時間を超える残業があったり、上司との関係が上手くいかず半年ほど休職した経験はあるが、自分の仕事の失敗が災いし、ここまでお客さんとの関係が悪化したことは初めてだ。  といっても、失敗それ自体は窓口での説明に間違いがあった程度のことで、

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          日本の保守とリベラル

           テレビやネットの記事で読まれるような「保守」や「リベラル」と言った言葉に対し、どうにも釈然としなかった。言葉は聞くものの、その意味を教えてくれる場がないからだ。  その後いくつかの著作を経て、「保守」、「リベラル」がともに深い思想的裏付けを背負った言葉であり、かつ互いに対立する概念でもないこと、現在日本で使われるその言葉はせいぜい「右派」「左派」程度の言い換えに過ぎず(この右派、左派という言葉も曖昧模糊としたものだが)、理論的背景を捨象した上で語られていることがわかってき

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          労働組合についての報告会

           前回のブログから大きく時間が経ってしまった。色々あったことを書き連ねていこう。  先日、知人に誘われて、とある自治体職員の労働組合活動をやっている方の報告会に参加した。  報告者は高井一聴さん。横浜市の自治体労働者で、現在は自治体労働組合の専従職員として働いている。当日は高井さんの取り組んできた労働組合運動や、朝鮮学校との関係構築について報告があった。  高井さんは所属組合の歴史的経過を研究した。横浜市職労は結成当初から綱領を掲げており、積極的な運動を展開していたが、時

          労働組合についての報告会