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プラハに戻る

ブダペストからプラハに戻ってきた!!
チェコ国鉄で。
本当は夜行列車の2等車で帰ってきたかったけど、人気な交通手段らしく全て予約で埋まってたので、普通に日中に移動する。

お金がないのでプラハにいる

本当は5日間の内、何日か日帰りで他の街にも行くつもりだったけど、お金が本気で底をついてきたのでプラハにずっといることにした。

でも、私にとってプラハはどれだけいても飽きない街で、毎日毎日プラハの美しさに胸打たれてた。

日本人の友達を案内

日本から友達がきてくれてプラハを案内することになった。私が持てる全ての知識を授けながら、街を歩く。

王道の観光地はもちろん、ガイドブックには載りきらないけど、見てほしいところに連れていった。

私の目標は、
・プラハを好きになってもらうこと。
・「プラハは一泊二日で足りる」なんて絶対に言わせない!!こと。

大好きなプラハなのに、留学中に来てくれた子とかが「プラハは一泊二日で十分だよね」って言ってたことを聞いて、

そんなことないよ!!って思ってたし、それは全然魅力を感じられてないと思う!!笑

なかなか日本人にとってプラハは馴染みがない場合が多い。
だから、プラハの話になっても「ふーんそれどこ?」みたいな反応が多く残念な気持ちになると同時に、その場でプラハの魅力を伝えきれない自分の語彙力のなさが悲しかった。

生肉をいただく

そして、私も友達が来てくれるから新しい体験ができる。

その子とは牛肉のカルパッチョとタルタルを食べに行った。

留学中、友達と行こうと予定してたが、パンデミックでロックダウン。スーパー以外全部閉まり、行けなかった。

生肉ってどんな感じなんだろうと一口食べる。

バジルとマヨネーズみたいなソースがかかってて、それが肉の風味を引き立ててめちゃくちゃ美味しい。
タルタルも絶妙に味付けされてて、ガーリックを塗り込んだパンにのせて食べる。

とにかく美味しい。

日本ではもうなかなか食べられないもんね。

またプラハに行ったら絶対誰かといく!
誰も来れなかったら一人でビール飲みながら楽しむ!

目標達成

最終的に来てくれた子が

「プラハ、めちゃくちゃいいですね。何ヵ国か回りましたが自分の中でプラハは上位に来てます」

って言ってくれることが本当に嬉しかった。
目標達成できた!万歳!

留学中の気持ちを擬似体験

2月22日の昼、ホステルで仲良くなったベルギー人の女の子に

「今日は2022年2月22日でしょう。交換留学生の主催でトラム22番にのってお祝いするイベントがあるから一緒に行かない??」

と誘われる。

あ、そうか、今日はそんな記念すべき日だったのか、と思いだし、行くことにする。

しかもトラム22番は留学中、寮から大学まで毎日乗ってた線だ。
それだけ私にとって22番トラムは特別なものだ。

どんな規模感のイベントか全く分からなかったが、お酒飲んでうぇーーーい!!みたいなノリだったらどうしようかと思いながら集合場所まで歩いていく。

集合場所で主催者と参加者に合流し、自己紹介から始まる。

主催者はじめ、みんな大人しそう。
よかった。

日本人(私)ベルギー人×2、ドイツ人、チェコ人×5くらいだったと思う。

当然みんな英語でのコミュニケーションなのだが、1人、チェコ人の女の子で自己紹介の時に、

「私は英語が少し苦手で…」

みたいなことを言っててびっくりした。

驚いた理由は、他のヨーロッパ諸国と同様に、チェコの大学生はみんな無条件に英語を無理無く話すと思ってたし、「英語が苦手なんです」って言ってる人を日本以外で見たことがなかったから。

でもビックリしたと同時に少し安心した。
私も英語そんなに得意じゃないよ。

嘘か信かチェコ人と日本人は少し似てるってどこかで聞いたのを思い出した。

カウントダウン

22番のトラムに乗ってる間に時間が迫る。

毎日乗ってたトラムだ。
トラム停の名前の放送ですら懐かしい。

22:22分22秒の15秒前からカウントダウンが始まった。
最初は英語の声が大きかったのに、最終的にはチェコ語が優勢になってた。

チェコ語ではカウントできない私。

カウントダウンが終わり、22番のトラムの終点で降りて、主催者が持ってきてくれたスパークリングワインを各々もってきたカップで飲む。

Na zdraví!(乾杯!)

めちゃくちゃ寒かったけど、チェコらしくてよい。

留学で体験したかったこと

この経験は単に現地のイベントに参加した以上の意味を持っていた。

留学中もこのようなイベントは無数にあったはずなのに、全くそんな情報をキャッチすることができなかったし、もしできたとしても、英語に劣等感があった状態で参加することは私はできなかった。

今回、参加して、色んな人と話して、自分の英語力に引け目を感じず意志疎通ができて、自分の言葉で話せて、やっと英語が使い物になってる感覚を得ることができた。

あぁ、留学中、みんなが経験してたのはこういうことだったのか、、!と。

そして、留学生が話してた英語って当時の私には完璧に聞こえ、私には到達できない域だと思ってたけど、そんなことはなかったんだ。

いい意味でこのレベルだったんだと感じることができた。

私も2年間の練習を重ねやっとこの領域まできたのかと一人で感動してた。

誘ってくれたベルギー人の女の子にはすごく感謝してる。

ありがとう、留学中に経験できなかったことが思わぬ形で経験できた。

サークルの仲間に再開!

留学中に参加してた、サークルの仲間に会いに行った。

メンバーは全員チェコ人で、ほとんどカレル大学の日本語学科の生徒だけど、そうではなく日本語が話せない人もいて、私もチェコ語話せなくて、必然的に英語でのコミュニケーションになる。

以前だったら、日本語に逃げてたシーンだ。

でも、問題なく意志疎通ができて、

「第二言語としての英語話者同士だったら、大丈夫。」ってめちゃくちゃ自信がついた。

そして、その中で一人、私の大学に留学するらしい。私の大好きな大学に留学してくれるなんて本当に嬉しい。日本で絶対に会う。

やっぱりプラハに留学してよかった!!!

日本からきた友達とプラハの街を歩いていると、私があまりにも「きれい!」を連呼するものだからか、

「留学中、毎日ここで生活してても毎日感動するもんなんですか?」って聞かれた。

答えはもちろん「YES!!毎日プラハの美しさに感動してた!!」

それは本当で、留学中も今回の旅行中も毎日堂々たるプラハ城とカレル橋を眺めながら、あぁ、私は最高のところにいるなぁって飽きることなく毎日思ってた笑

幾度となくバーツラーク広場を通っては、同じポイントから写真を取ってしまう。

ブルダバ川を見ては、スメタナのモルダウを口ずさんでしまう。

こんな大好きになれる都市に留学できて本当によかった!!!
今までもこれからもずっとプラハが私の中で一番だと思う。

I always have and I always will.

本当に今回、コロナ禍だったけど、行けてよかった。

プラハの魅力を再発見できたし、何より留学中に仲良くしてくれた人と再会し、プラハが心のふるさとであることを再認識できた。

あーお金なくても楽しかった!!!

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