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ボスニアヘルツェゴビナ モスタル

サラエボからモスタルへ

モスタルというボスニアの地方都市に行ってきた。
サラエボ駅から電車で2時間の距離なのだが、ボスニアヘルツェゴビナというまぁまぁ大きな国の首都の駅(日本でいう東京駅)なのに、サラエボ駅から1日に10本ほどしか電車は出ていない。

サラエボ⇔モスタル間は往復一本づつ朝と夕方にしか走ってない。

すごく寂れた駅だ。

ボスニア人の友達ができた

サラエボ駅でモスタル行きの電車を待ってると、英語で声をかけられた。ボスニア人でモスタルに行くようだったので、一緒に行くことになった。その人はモスタルで大学生活を過ごし、モスタルが第二の故郷みたいな感じで、前日に唐突にモスタルに行きたくなって行く事に決めたらしい。 

全く知らない街なので専属ガイドができて嬉しい。

電車で2時間半ほどの距離で、電車からの眺めが素晴らしいと聞いていたので、電車自体もすごく楽しみだった。
実際に大自然の山間を抜けていく車窓からの風景に、スイスでアルプスを見逃した私は大満足することができた。

モスタル到着

予定通り電車は到着し、旧市街へ向かう。

モスタルの一番の名所は、Stari mostという橋だ。昔からその橋を隔てて異なる民俗が住んでいて、二つの地域を繋げていた。ボスニア内戦の時にクロアチア軍によって破壊されたが、戦後に再建された負の遺産の一つだ。

その橋の下に流れる川の水がとにかくきれいで心洗われた。

ボスニア料理

ここで初めてボスニア料理を食べた。

多くのボスニア人は料理ごとにお気に入りの店があるほど食へのこだわりはすごいらしい。

実際、ボスニアの伝統的な料理をいただいたが、ものすごく美味しかった。
正直、私は西ヨーロッパの料理よりも個人的には好きだった。

ボスニア料理が何種類も盛られたプレートをたのみいろんな味を楽しんだ。

内陸のボスニアでは肉料理がメインで、チェバピと呼ばれる2種類の挽き肉の棒状のハンバーグ、皮無しソーセージみたいなもので、味付けにはパプリカパウダーが使われているそう。

この料理、かなり味が濃かったが、ヨーグルトを添えて食べるとスッキリ食べられることに気づいた。

実は前にシェアハウスに住んでた時、西アジアにルーツを持つシェアメイトがその国の料理を作るときに必ずヨーグルト添えていたことを思い出してめちゃくちゃ納得できた。

確かにヨーグルトを添えると格段に美味しくなる!

他にもてんこ盛りのボスニアン料理が盛られていたので心行くまで堪能し、この旅行で一番お腹いっぱいになった。

また、ボスニアンコーヒーを堪能した。

飲み方が全く分からなかったので、ボスニア人に教えてもらう。

角砂糖を一つか二つ入れて混ぜて飲むんだよって。コーヒーには日本の抹茶の和菓子的なポジションの甘ーいお菓子が添えてあって、それと一緒にコーヒーをいただいた。

でもお菓子がめちゃくちゃ甘かったので、コーヒーに砂糖はいらなかったかも!笑


ボスニアンコーヒーはフィルターコーヒーではなく、煮出したコーヒーで初めて飲んだ感覚だった。私はコーヒーは全然詳しくないので表現の仕方は分からないけど、美味しかった。またゆっくり飲みたいなぁ。

モスタルを一望できる所へ

その人とごはんを食べた後、山の上からモスタルの山の上に行ってみたいから行こうということになり、タクシーに乗り込む。

蛇行に蛇行を重ねて山を登ると、眼下にはモスタルの街が広がり、一望できた。

そして何よりも空気が澄んでいるような気がして、何回も何回も気が済むまで私は深呼吸をこ繰り返した。ほんの20年前はモスタルを取り囲むこのような山に基地を構えモスタルの街を空爆したり、射撃してたりしていたと思うと寒気がする。

非常に低予算で旅行してる私、1人だったらぜっっったいにタクシーのってここまで来なかったので、本当にその人には感謝してる。

圧巻の夕焼け

その人を駅で見送った後、私は2時間ほど時間があったので、もう一度旧市街に戻り、夕焼けを待つことにした。

その日は天気がとてもよくてかつ鱗雲みたいなのが出てて、夕焼け大好き人間としてはきれいな夕焼けが出るのではないかと期待していた。

そして、日没直後、信じられないほどきれいな夕焼けが現れた。Stari mostと完璧な夕焼けを見ることができた。

あぁ、ボスニアにもきてよかったし、モスタルにも足を伸ばせて本当によかった!!!!

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