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ベネチア

第一印象

一言。めちゃくちゃ面白い町だった。

来るまでは、町と海の距離が近く、漁港のような感じかななんて思ってたけど、実際には「距離が近い」なんてものじゃなくて、町に海が入り込んで、いたるところに橋がかかっていた。

建物は海水の侵食作用のためだろうか、廃墟か??と思われるものも多く、新しい建物は全く見当たらなかった。

もしかしたら、新しく建物を建てるのには景観保護の観点から非常に厳しい制限がかけられてるのかもしれない。

荷物もって徒歩はしんどい

ベネチアは道がとにかく入り組んでいて、Google Mapなしで一度もホテルに戻れたことがない。

ただ、初日はこれらの情報を全く知らなくて、バスを降りてからホテルまでの移動がめちゃくちゃ大変だった。

20キロ越えのスーツケースを押すだけでも大変なのに、無数の水路。
橋を渡るしかない。


フェリーを使えば75分で7.5ユーロらしいけど、お金を使わないことが今は一番の節約なので、1時間かけてホテルに着く。

ホテルを探してると、カフェのお兄ちゃんが「ホテル?」と声をかけてくれた。

そのお兄ちゃのお陰でホテル到着。

仮面の魅力

街を散策してると、町に仮面が溢れてることに気付き、ベネチアが仮面のカーニバルで有名だったことを思い出した。

しかも時期は1月下旬から2月にかけてらしく、パンデミックじゃなかったら仮面の不気味な雰囲気を味わえたかなと思った。

最初は、仮面は見てるだけで満足していた。

けど、何回も目にするものに親近感を抱く、単純接触効果を経験することになる。


実際に顔につける仮面!まではいかなくとも、小さい飾り物がほしいと思ってしまったのだ。

当時一緒に留学してた友達が「ベネチアで仮面を買うかめちゃくちゃ迷ったんだよね」って言ってたことを思い出した。

結局私は猫の仮面の飾り物を20ユーロで買った。
そんなに高くないよね。
50ユーロと言われてもおかしくなかったと思う。

いい買い物ができた。

お店の人が仮面作家さんで色々仮面を作る行程を教えてくれた。

セラミック製の土台に手作業で凹凸を付け、色を付けていく。
これは擦ってもラメがとれないけど、もっと観光客用は取れるよとか。

また町には仮面が溢れているけど、多くは外国製で品質も悪いとか。


確かにパッとみた感じ、品質の差は分からなかったのだが、よくみると全く違う。

ショッピングモールの商品と百貨店の商品が違うように。

外食をまた諦める

結局、ベネチアでは外食しなかったのだけど、イタリアンは日本でもどこの都市でも食べられるので、これからのスロベニア、クロアチア、セルビア、ハンガリーでその土地の料理を食べたほうがいいのでは!という思考に落ち着いた。

あと、外食をせずとも仮面というめちゃくちゃいいお土産を買えたので大満足。

お土産についての考察

してよかった買い物ってふとしたときに思い出して、買ったときよりも自分の中でそのものが輝いてるかどうかだと思った。

愛着が出てくるというか、輝きを増すというか、自分がそれの所有者になったことに満足感を覚えるというか。

とにかく思い出してにやにやしちゃう感じ。

深夜にそっとそれを眺めたくなる感覚。

旅行中に開けると包装が難しいから開けられないのだけが残念。

想像力で補うことにする。

スロベニアへ!

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