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【カンボジアニュース】プノンペンに特殊詐欺犯が潜伏中

今回の件について、様々な関係者から入手した情報をもとに、最新状況をまとめてみたいと思います。

先週月曜日に摘発された特殊詐欺拠点から、拘束後に逃走した少なくとも12名の容疑者のうち、9名は既に再拘束されたとの非公式コメントがあったものの、こちらの3名については再拘束されたとの情報はまだありません。

12日に逃走した日本国籍の特殊詐欺容疑者3人


先週摘発された特殊詐欺拠点。サービスアパートメントを丸ごと借りていた。豊富な資金力が窺える。

今回の拠点には、中国系のオンライン詐欺拠点のように、鉄条網による厳重な監視はありませんでしたが、関係者によると行動の自由は制限されていたようです。また容疑者らの食事はプノンペン都内中心部、日本人が多く住むバンケンコン区の日本料理店からケータリングされていたとのことです。

プノンペン都中心部にあった日本料理店。先週突然閉店したという。

この日本料理店は、事前に告知のないまま先週突如閉店していました。看板は既に外されています。関係者によると、毎日作られていた弁当の数は約150個で、今回摘発された拠点を含む数箇所に配達されていた模様です。今回摘発された特殊詐欺拠点以外にも、プノンペン都中心部からデリバリーできる範囲に、多数の日本人が雑居していることが推定されます。

またSNS等においてはシェムリアップでの求人も継続しており、タイ国境のカジノ等にも引き続き拠点が存在するものと思われます。先に摘発されたアンロンベンのカジノは中国人によるオンライン詐欺の拠点で、日本の反社が間借りするする形態だったとも言われており、反社会勢力の国際化が窺えます。

既に売春においては日本と中国の協力関係が明らかになっており、首都プノンペンや港町シアヌークビルのKTVや風俗店においては、中国資本の店に日本人女性が在籍している事例が散見され、SNS等では、国籍と年齢を保証するために、日本のパスポートが公開されている事例もあります。

また事件摘発後から、プノンペンの不動産賃貸物件において、契約期間中にもかかわらず退去する事例が散見されているようです。(大規模物件ではなく、個人で居住しているものです。)在留邦人の一人として、当局の動向やそれを受けての反社会勢力の動向を引き続き注視していきたいと思います。

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