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悶絶するほどオシャレな、都内のサウナ施設5選

オシャレなサウナが大好き!

いきなりで申し訳ないが、私はものすごいオシャレ人間である。オシャレな街・下北沢に住み、好きな音楽はキングス・オブ・コンビニエンスとトム・ミッシュ。映画を見るならウェス・アンダーソン。地元シモキタで買った古着をクールに着こなし、人気のオーガニックカフェでコーヒーを飲みつつ、雑誌「KINFORK 日本版」をめくる。ベリークール。ことほどさように、頭のてっぺんからつま先までオシャレに染まった人間であるため、サウナ施設を選ぶ際にもっとも重要視するのも、当然「オシャレさ」である。オシャレなサウナにしか行きたくない、そんな私(サウナ歴2年、そのうち1年半は「ととのう」感覚がわからなくて、そこまでハマってなかった)がセレクトした「東京都内のオシャレサウナ施設5選」を、本日はお伝えしたいと思う。

オシャレサウナと急に言われても、そもそもサウナにあまり行ったことのない方にはぴんと来ないかと思う。オシャレなサウナとはなんぞや。説明すると、昨今のサウナブームと共に、施設はどんどん洗練され、快適な場所に変化しているという背景がある。昭和のいなたいサウナ施設からはイメージできないような、洗練されたデザインが主流となりつつあるのだ。施設に入ったとたん、思わず「オシャレ~~」と声を上げてしまうような、ステキなサウナが日本中で続々とオープンしている。ああ楽しい。そして私はオシャが大好き! 私の考えるオシャレサウナとは、以下のように定義できると思う。

  • フィンランド、ドイツ、エストニアなど、欧州サウナ施設の特徴を積極的に取り入れている(わけてもフィンランドはサウナの聖地。フィンランドっぽさはあればあるほどよい)

  • オープンしたばかりで施設がキレイ

  • 内装が凝っていて、照明や間取りなどがセンスよくデザインされている

  • 壁にヴィヒタ(白樺の葉を束ねたもの。サウナの重要アイテム)が下がっていたり、施設内にステキな香りがただよっていたりする

  • サウナ室内や休憩スペースに、アンビエントな音楽がかかっている

  • 利用者がみなサウナハットをかぶり、シャオミのスマートウォッチをつけている

私はサウナに関してはまだまだ初心者だが、都内のオシャレサウナに関しては、独自のオシャレセンサーをフル稼働させながらがんばって探しているので、これから紹介する5施設は自信をもってオススメできる。清潔で心地よく、身体も軽くなる上にオシャレ感覚が味わえる、そんなサウナ施設ばかりなので、ぜひ行ってみてほしい。

1、渋谷SAUNAS(渋谷)

This is オシャレサウナ。まず紹介するのは、なんといっても SAUNAS だ。フィンランドサウナの精神を取り入れたサウナ室が、なんと9つも用意された、途方もない施設がSAUNASである。どのサウナ室も、デザインや温度設定、使用される木材や間取りに深いコンセプトがあり、オシャ度も満点。クゥ~。自由闊達にレイアウトされた施設内を見てまわるだけでも楽しいが、なにより心地よいのは外気浴。ビルの屋上に設置された外気浴スペースにはもちろん屋根がなく、直接に風を感じながらととのう体験ができる。雪が降ったら、さらに気持ちよい外気浴が楽しめそうだ。これぞフィンランド!(まだ行ったことないですけど)。サウナ室にテレビがない、お風呂(あつ湯)がないなど、純粋にサウナを体験するために必要なものだけを選んで構築してある点もすばらしい。静かな施設なので、落ち着いた雰囲気ですごせるのも嬉しいところ。そして圧倒的に清潔。なにより、施設全体が「オシャレ」としか形容のできないセンスのよさで統一されている。最初に行くならSAUNAS。まずはこの施設で、オシャレサウナの雰囲気を感じ取ってみてほしい。

もうすべてがオシャレ

2、レンブラントキャビン&スパ新橋(新橋)

2023年2月にオープンしたばかりのサウナ施設。2つのサウナ室と2つの水風呂という、オーソドックスな構成なれど、施設全体がもう~~オシャレなの! おすぎです! 全体の照明を暗めにして、水風呂を青い照明で光らせるといった昨今のトレンドもおさえつつ、木目調のデザインでリラックスできる空間になっているのがとってもオシャ。ここは水風呂が6度と16度という温度設定になっており、特に6度の水風呂は都内でもっとも冷たい部類に入るのではないかという強冷で、サウナーたちをととのいの境地へと導いてくれる。なお「レンブラントキャビン&スパ新橋」は、宿泊も可能な施設全体を指す名称で、サウナ部門には「ライオンサウナ新橋」という名前がついている。サウナ施設はなぜか「ドラゴン」「ライオン」「モンスター」など強そうな名前をつけてしまう傾向があり、その小5センスはひとまず措くとして、何度も通いたくなる心地よさとオシャレが魅力の施設である。
※男性専用施設です。

水風呂6度! ヤバい!

3、ROOFTOP(西荻窪)

サウナ室ひとつのシンプルな施設だが、ROOFTOPのオシャ度は図抜けている。広いサウナ室は、ストーブを中心に置いて、まわりをぐるっと囲んで座る方式になっていて、初めて行った際にはその魅力的なデザインに「オシャレ~~」と唸ってしまった。そしてなによりROOFTOPへ行った人がもっとも嬉しいのが外気浴。ビルの屋上へ出て、インフィニティチェア(横になれる椅子のことです)に腰かければ、中央線の「ガタンゴトン」という音が聞こえてくる。都会のサウナらしい、独特の心地よさが感じられる外気浴スペースだ。女性の場合、外気浴で屋上に行く際にはサウナポンチョを貸してくれるので安心。ふしぎなもので、サウナ室ひとつと、ひとり用の小さな水風呂がふたつというシンプルセッティングでも、「ああ、この施設を作った人はサウナ好きなんだろうな」と感じられる、細かな工夫が見えるのがいい。恋人どうしで出かけたりするのもオススメ。サウナ後に休憩したり、ごはんを食べたりするスペースも圧倒的にオシャ。すべてがオシャレである。

ストーブが真ん中にあるサウナ室はだいたい好き

4、タイムズ スパ・レスタ(池袋)

駐車場を経営するタイムズ(黄色と黒の看板でおなじみ)が、なぜかサウナ施設を作ったところ、これが本当に質の高い、快適かつオシャな施設として人気となった。どうして駐車場の会社がここまでセンスのいいサウナ施設を作れるのか、理由は不明だが、とにかくタイムズ スパ・レスタは最高としか形容できないのである。靴を脱いで施設に入っただけで、やわらかいじゅうたんの感触が足の裏に伝わり、心地よいアロマの香りで気持ちがよくなる。広々とした間取りの浴室は、目で見るだけでもリラックス。サウナ室1、水風呂1のシンプル構成なれど、とにかく隅から隅までオシャレ尽くしなので満足度は最高潮。そして外気浴スペースでは風が心地よく流れてきて、ゆったりと横たわりつつ、瞑想からの昇天が約束されている。また露天風呂もあるので、夜の風を感じながら、あたたかい湯につかるのもまたグッド。サウナ室内に白樺の木が置いてあったりする、そのぜいたくな空間の使い方もオシャ。というかスパ・レスタのほぼ9割がオシャレでできているのがたまらなくいい。施設のすぐ近くにはグランドシネマサンシャインやTOHOシネマズもあるので、映画からのサウナというコースもオススメだ。

外気浴スペースがいいんだよね

5、サウナ東京(赤坂)

2023年4月オープンのサウナ東京は、サウナ室5、水風呂3、ととのいスペースでは同時に60人が休憩可能という、超絶パワフルな設備で大人気となった施設だ。和風なテイストを施した施設内は、オシャレな雰囲気と強烈なサウナ体験とが共存しており、ととのい一直線と呼びたい場所。5つの異なる特徴をもったサウナ室をひとつずつ見ていく楽しさは、「サウナのアミューズメントパーク」と呼ばれてもいる。もっとも広いサウナ室「蒸喜乱舞」でアウフグース(タオルで熱い風をバサッ、バサッてやるやつ)を受けたら、9度の水風呂に飛び込んで身体を冷やしてほしい。もう泣いちゃうくらい気持ちいいの。その後に広々としたととのいスペースへ移動すれば、完全昇天が約束されている。さらには、施設のさりげない照明やデザインがことごとくオシャ。くわえて、ロゴマークやゆるキャラ、施設の入口に掲げられた大きな布など、ビジュアル面の工夫が行き渡っているのもサウナ東京の特徴で、いまどきのオシャ施設らしい魅力を高めている。「いまのサウナってこんな感じなのか!」という発見も多いこの施設は、ぜひ体験してみてほしい。
※男性専用施設です。

ととのいスペースが最高

一度行ってみてください

この5つ以外にも、都内のオシャレサウナは数多い。たとえば SaunaLab Kanda(神保町)のように、あまりにもオシャ度が高すぎて、サウナ未経験の方がいきなり行くのはムリがあるだろうと考え、あえて入れなかった施設もある。オシャレというか、ほとんどスピリチュアルの域に入っている気がする SaunaLab Kanda だが、私は結構いいと思う。また、オシャレ施設は来ている人たちのマナーがよいので、安心して楽しめるのもオススメポイントだ。これから先も、どんどん新しいサウナ施設ができていく東京都内である。私もオシャ施設を日々探索し、発見があればご報告していこうと思う。ご期待ください。

【サウナとスキンケアは結構似ていると思うので、私の書いた本を読んでください。紙の書籍が在庫なかったのですが、ようやく復活しました。電子書籍もあるよ】

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