藍坊主いいよね、そしてこどもに偶発っぽく出会って欲しいという話

少し前に公開されたティザー映像と説明を観た。

「テールランプ」は2006年にリリースされたアルバム「ハナミドリ」に収録されており、藍坊主の楽曲の中でもストーリー性が強く、飼い主と犬の切なくも大切な人を想い続ける人気曲。 今回の新曲「流れ星になったんだ」は「テールランプ」の続編として書かれ、作詞作曲をBa.藤森真一が担当。

藍坊主 Digital Single「流れ星になったんだ」ティザー(公式動画)

「テールランプ」はかなりファンに人気の楽曲のようだが恥ずかしながら私は知らず。その後のアルバム曲で藍坊主に出会いアルバムを買っているが、その前の作品まで遡ってはいなかったため。
そして今作「流れ星になったんだ」も良くて、また、コメントで「テールランプ」についての言及を見るにつけ「テールランプ」も気になりネットショップで当時のアルバムを購入し作品を聴くに至る。(TouTubeでもTopic動画で聴くことができる。MVは無いっぽい)
ちなみに私は藍坊主のアルバムはCDを購入している。
そして、「流れ星になったんだ」のフルバージョン音源の販売開始になり、すぐに購入しては「テールランプ」と「流れ星になったんだ」の2曲のプレイリストを作っては繰り返し聴いている。
あぁ、こういう世界の楽曲なんだな。好き。
他の人が勝手解釈した続編やアンサーソングではなくて、藍坊主自身がそういう曲を時を経て発表していることも素敵だなと思う。

藍坊主は歌詞内容(歌詞世界)をかなり味わう楽曲が多いと感じていて、でも歌詞偏重ってことでもなくあの曲に歌詞が載っているからいいんだよな!みたいなことを聴くたび思うし、この青春感というか若すぎずでも擦れた大人でもなくという雰囲気が現在の曲からも出ているのが好き。

そして、この藍坊主の楽曲たちはどこかのタイミングでむすこに是非出会って欲しいモノとして強く思っている部分。
あまり親の嗜好で好みを決定づけたくないし、現在は家族であっても個々人で活動できるような時代なのでなかなかそうはならないわけだが、たまに家で藍坊主の曲をiPhoneから流してみたりはしている。
その昔、私が幼い頃に週末に実家のステレオでFMラジオが流れていたり、レコードがかかっていたりで植え付けられた好みの音楽ってのがあるんだよね。一時期そういうの嫌かもと自己分析とか斜に構えたりもしてたが、時を経てやっぱり好きなものは好きだなという気持ちに落ち着いた。例を挙げると、Flashdance...What a Feeling(Irene Cara)、Nathalie (Julio Iglesias)あたり。別に親(父)の偏った趣味ではなくて当時の大流行りな楽曲なわけですが。

家の中に物があることで「家族の誰かが偶発的にそれに出会う、そしてそれが好きになったりそれをきっかけに新しい何かに出会ったりそういうことがある」といいなぁと考えている、そんなこともありCD(物理商品)を購入している側面もある。(藍坊主については独身時代から購入・聴いているのでデジタル購入に切り替えていないという説明が正しい)
個々に閉じたり、分散する傾向がみられる現代だからこそ、そういうフック部分(家の棚)を親として意図的に用意してあげたい気持ちがある。この辺りの話は、こどもの発達のあれこれとは別の話だとは思うのだけれど、発達の凸凹ゆえに視野が狭まる(好みの偏りやこだわりの強さに起因)こともありそうなのでそういう観点からも。漫画とかもそういう考えで、作品により電子書籍で買わず紙のコミックを買っているものがある。まぁ、全て親のエゴだし、そういうことの前にもっとこどもに対してやること/向き合うことあるでしょう?と家人からは言われてしまいそうではある。

むすこに限らずこども世代が過去を含めた佳き作品に出会ってくれるといいな、そしてそれが親も好きな作品だったりしたら非常に嬉しいな、と考える日々です。

肝心の藍坊主の楽曲リンクを紹介できていないので、以下にご紹介。
聴いたことないよという方は是非「テールランプ」を味わい、そして「流れ星になったんだ」と続けて味わっていただきたい。


最後の最後に、藍坊主の作品で比較的新しめで好きな作品MV「アンドロメダ」もご紹介。
初見時、キスしない(できない/見せない)系ストーリーか?!と思って視聴してたんだけどキスしたので「やったー!」と思ったとか思わなかったとか……


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