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「神戸をカレーの街に」 元町カレー店主から学んだ夢に挑む姿勢

 第1回目の今回は、元町のカレー店「ラージクマール」店主、片山絢一さん(けんさん)に取材しました!

● けんさんのプロフィール

・群馬県出身

・お仕事の都合で関西に住むことになり、神戸

・前職は会社で営業職

・カレー作りは趣味から始まり、イベントへの出店、間借り営業を経て、2019年11月に「ラージクマール」の店舗をオープン。

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● カレー店を始めるまで

 群馬県出身のけんさん。東京の大学を卒業後、メーカーに就職し9年間働いており、カレー作りも初めは趣味だった。

 転機となったのは、カレーのイベントに出店したこと。お客さんに「お店どこにあるの?」「ここのカレーが今までで一番好き」と言ってもらい、自分が思いを入れて作ったものを、評価されることに魅力を感じたそうだ。

● 「神戸をカレーの街に」

 お店を経営するにあたり、けんさんは「神戸をカレーの街に」というビジョンを掲げている。ただカレー店を経営するのではなく、神戸をカレーの街にしてしまうというビジョンだ。神戸の街が好きなけんさんだからこそ、そんな思いを持つようになったのではないかと感じた。 

● スタッフとのつながりの強さ

 間借り営業時代から、けんさんにとってスタッフの存在は大きなものだった。ビジョンに共感してくれるスタッフと一緒にお店を作り上げてきたそうだ。1人1人のスタッフとの関係が深く、悩み相談に乗ることもある。スタッフの意見を聞くことも多いそう。そして、このように信頼されることで、スタッフ自身も仕事に責任を持ち、質の高い接客を実現しているように感じた。

 ● スピード感のある積極的な経営 

 今年の11月で1周年とは思えないほど、他店とのコラボレトルトカレーの販売などを積極的に行ってきている。餃子部GZBさんとの共同開発メニュー「スパイス味噌だれ餃子」やHAHAHAクレープさんとのコラボメニュー「ラジクマカリークレープ」など、意外なお店とのコラボや、ゲストハウス神戸なでしこ屋さんとのイベント「エスニックナイト」など、カレー屋の枠にとらわれず様々なことに挑戦しているように感じた。

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 ● 1周年を迎え、さらなる挑戦へ

 ラージクマールさんもやはりコロナの影響はかなり大きかったそうだ。

 しかし、そんな中だからこそ、「たくさんの人に届けたい」「遠くにいる卒業したスタッフに届けたい」という思いが芽生えた。それを実現するためにレトルトカレーに挑戦することにしたそうだ。

 そして、今さらなる挑戦として、カレーの詰め合わせギフト「letter」を販売している。この商品は、卒業したスタッフにカレーを冷凍して送っていた経験から生まれた。ラージクマールさんを含めて3種類のお店のカレーが楽しめ、さらに注文時にサプライズのメッセージカードをつけられるなど、ギフトとして喜んでもらうための工夫をたくさん感じた。 

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● 取材後記

 毎日起きると「今日もカレー屋だ!」とワクワクしていると言っていたけんさん。それを聞いて、そんな風に感じて働く大人になりたいと思えた。

 また、人とのつながりを大切にされていること、実際に動く行動力の重要さを今回の取材で学んだ。

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