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大学生のカナダCo-op(コープ)留学体験談

就学と就労がセットになった、人気の留学スタイルの1つとなっているのがカナダのCo-op(コープ)留学です。カナダの学校で学んだ後にカナダ現地の職場で就労し、学んだことを実践できるのが特徴です。

そんなCo-op(コープ)留学を実際にしてみたい!どんな留学生活を送ることができるのか知りたい!と考えている方も多いのでは?

本投稿では大学を休学してカナダのCICCC(コーナーストーンカレッジ)に留学し、1年間のCo-op(コープ)留学を実現させたSakuraさんに、日本帰国直前にお話をうかがいました。

CICCC(コーナーストーンカレッジ)で国際ビジネスマネジメントを専攻したSakuraさんが、カナダ留学でどんな体験をし、どんな価値観を得ることができたのか、前編と後編に分けてお届けいたします。

実際にカナダにCo-op(コープ)留学をしてスキルを身につけたい!海外で就労経験を積んでみたい!と考えている方は、カナダジャーナルまでお気軽にお問い合わせくださいね。

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カナダのCo-op(コープ)留学を決めた理由

ーカナダに留学しようと思った理由を教えて下さい。

実は、もともと交換留学でオーストラリアに行く予定でした。

それが中止になってしまい、コロナ禍でも留学できる国を調べたところ、カナダが可能だということが分かったんです。

ーコロナ禍でカナダCo-op(コープ)留学を決めたきっかけは?

大学2年生の頃から留学しようとは考えていました。当時の自分の英語のレベルが低く、交換留学の条件を満たすには厳しかったため、諦めて先延ばしにしていました。

そんな中でコロナ禍となり「このまま人生で、どのタイミングで留学に行けるんだろう?」と。

今は「大人になってから留学しても楽しめるんじゃないかな?」と思っていますが、当時はまだ視野が狭かったんですね。「大学生の間に留学しないと就職活動のときに困る!」と考えていたんです。

「大学3年生が終わったら、絶対に行かなければ」と考えて、コロナ禍でも先延ばしにせずに行ける留学先として、カナダに定めて決めました。

ー大人になってから留学をするメリットは何だと思いますか?

日本で就労経験を積んでからCo-op留学をすることは、カナダで働く際に有利になると思います。

就労経験がないと、仕事と英語環境の両方に慣れる必要があり、ストレスもその分大きいですよね。留学生活を楽しめる余裕を持つためには、なるべく負担を減らすことも大事だと思います。

また、日本で就労経験があれば、英語力が不足していてもスキルを認めてもらい、現地の企業から採用されることがあります。

私は大学生なのでその点が欠けていました。次は日本で社会人経験を積んでからカナダに行きたいですね!


ーコロナ禍でカナダ留学をする上で不安だったことは?

まずは「無事に入国できるかな?」という不安がありました。カナダに入国するための条件や必要書類があり、専用のアプリも必要で、私が渡航した時期はカナダ到着後には自己隔離もありました。考えなければいけないことがたくさんあり不安でしたね。

カナダに到着してからも、この先どんな状況になるのか分かりませんでした。友だちが出来た後も「レストランやカフェに行ったり、カナダの留学生活を楽しめるのかな?」という不安もありました。

ーカナダ留学の際にエージェントを利用して良かった点は?

留学の準備段階で毎日のようにカナダ入国のルールなどが変わっていました。そんなルールに関することや、不安だった入国に関することに関する質問にも、迅速に対応してくださって。そこがとても、自分の気持ち的には楽になりましたね。

Co-op(コープ)留学で通ったカナダの学校と帰国後の就職について


ー学校(CICCC:コーナーストーンカレッジ)を選んだ理由は?

自分の予算に合っていたことと、国際ビジネスマネージメントのコースがあったことです。あとは色んな国からの留学生が集まっていて、国際色が豊かだったからです。通っているうちに、だんだん日本人留学生も多くなってきたのですが。

ー帰国後は学校で学んだ内容をどのように活かしたいですか?

もともと、ビジネスの知識や経験はありませんでした。ですから、留学を通して幅広くビジネスのことについて学ぶことができたんですね。

前までは考えられなかったことですが、今ではビジネスに関する記事を読むのが好きになっています。

そんな変化が起こったこともあり、これからどんな企業に就職したいのかを考える材料にしていきたいです。ビジネスに関して学んだ内容からさらに、自分がどんな分野に一番興味があるのかを見つけていきたいですね。


ー現時点ではどんな分野の仕事に興味がありますか?

一番興味があるのは、ヘルスケアなどですね。カナダに来てからは、人生に対する考え方の違いを痛感したんです。そこで、もう少し日本で暮らす皆さんが自分のことを大切にして、人生を楽しめるような……生活や考え方を変えられる仕事ができればいいなと考えています。

今は具体的ではなく申し訳ないのですが、それは医療機関かもしれないし、生活雑貨などのメーカーなのかもしれません。皆さんの生活向上につながる仕事がしたいですね。

というのも、カナダに来てから「働くために生きているのか、それとも生きるために働くのか」ということを考えるようになったんです。日本では働くことを中心にしている印象があって、私自身も「今日の空気がおいしいから散歩しよう」とか、そんな気持ちにはならなかったんですよ。

カナダに来てからその楽しさを知り、働きながらもプライベートの生活を充実させることが大事だと感じました。人々が生活を充実させるお手伝いができるような仕事ができればと思っています。

Co-op(コープ)期間中のカナダでの仕事先

ーカナダで就労をして感じた日本との違いは?

日本ではカフェで働いていたこともあり、Co-op(コープ)期間中もカフェで就業を行いました。カナダのカフェは、日本のカフェと比べると「決まっていることが少ないな」と感じましたね。

日本では休憩時間などや物の置き場所など細かい決まりがたくさんあったのですが、私が働いたカナダのカフェは「疲れたら休憩に入る」などフレキシブルな環境でした。そこが大きな違いだったかな。決まっていないから、自分で「休憩に入りたい」と言わなければ入れません。

すべて決められたルールの中で動くのか、臨機応変に状況に合わせて働くのか。それが大きな違いだったと思います。

後者の場合は、自分で希望を伝えないと大丈夫だと思われてしまい休憩に入ることができませんよね。逆に今まで日本では「疲れたので休憩に入ります」とは言えなかったので、慣れるのには時間がかかりました。

ークラスメイトたちはどんな仕事をしていましたか?

自国でマーケティング会社で勤めていた経験を生かして、カナダのマーケティング会社で働いているクラスメイトがいました。同様に貿易会社で働いている人もいましたね。
そういった本格的なビジネス関連の仕事に就いてるのは、前職や過去の職歴の経験を生かしている社会人の留学生が多かったです。それ以外の仕事では、カスタマーサービス系の仕事に就いている人が多かった印象です。
具体的には日本食レストラン、カフェ、ローカルのレストランなどで、接客やスモールビジネスのオペレーションを通して学んだスキルを生かしていました

ー学校から仕事探しのサポートはありましたか?

生徒は全員Co-op(コープ)関連の情報を得るためにWhatsAppのグループに入ります。そのグループにCo-opのコーディネーターが情報を流してくれるシステムでした。
受け取った情報についてもっと詳しく知りたかったり応募をしたい場合は、コーディネーターに直接連絡を取ります。ほかにも質問をしたかったり、レジュメを見てほしい場合は事前に予約をした上でコーディネーターと面談をするというサポートがありました。

ーバンクーバーは留学先としておすすめできますか?

おすすめできるかどうかは、目的と性格によるのかもしれません。

旅行でモントリオールに行ったときに日本人と会うことがなく、やはりバンクーバーは日本人が多いんだなと実感しました。

「英語が話せるようになりたい」という目的があるとして、さらにあまり積極的に話せない性格であれば、日本人がいない場所のほうが自分の殻を破ることができるのでは。

一方で積極的な方でしたら、もちろんバンクーバーには日本人以外の留学生がたくさんいるので、そういう留学生たちと積極的に話すことができると思います。

個人的には日本人の友だちがいるのは心強いと改めて感じましたね。日本からの留学生も、いろんな経験をしてきている方が多かったので。

ですから、日本人の留学生が多くても、積極性さえあれば「英語が話せるようになりたい」という目的を持った留学にバンクーバーはおすすめできます。あとはいろんな国から留学生が集まっているぶん、価値観の違いを知ったりいろんな経験を積みたいという方も、バンクーバーは良い留学先だと思います。

ー留学で得た新しい価値観ついて教えて下さい。

カナダ人を楽観的と捉えるとすると、私が仲の良かったトルコ人はいい意味で批判的に物事を見ている気がしました。例えばカナダ人はすぐに「Awesome!(すごいね!)」、「Perfect!(完璧だね!)」と言うんですね。トルコ人的には「どうして良くもないのに、いいね!って言えるの?」と感じていたみたいで。

カナダ人がポジティブに物事を言う点に関して、いい意味で日本人に近いような気がしたんですよね。「建前」を守らなければならないから「いいね!」「素晴らしいね!」ということをたくさん言うのかなと。

トルコは政治が安定していなかったり、治安が悪い地域もあります。そんな中で何でも「いいね!」と言っていたら、自分がひどい目に合う場合もある。だからトルコ人の友人は常に「これは本当に良いものなのか、信じていいのか」という視点で物事を見ているんですよね。

そういう一面に気付くのが興味深かったですね。

ーバンクーバーの思い出の場所を教えて下さい。

「ブレカ(Breka Bakery & Café)」ですね。

24時間空いているカフェなので、学校帰りはもちろん、仕事帰りも深夜にそこで会ってお茶したりとか。初めてできた仲の良い友達も、ブレカで話したのがきっかけでした。

あとはイングリッシュ・ベイ(English Bay)がお気に入りでした。

バンクーバーの夏は想像しているよりも気持ちよくて。去年(2021年)はすごく暑かったんですが、基本的に晴れてて気温もちょうど良かった。放課後は毎日海に行く勢いでしたね! その中でもイングリッシュ・ベイが一番多くて、みんなでピクニックしたり。それが思い出に残っています。

ー留学前の自分と今の自分で変わったことは?

自分が何が好きで、何が嫌いなのかを理解し、すべてに意思を持って行動をするようになったことですかね。

日本にいるときは「これ、何で好きなの?」と言われても、「特に理由はなく、なんとなく好きかな」と言う感じでした。カナダに来てからは「これをやりたい、やりたくない」、「好きか、嫌いか」、「自分の為になるか、ならないのか」をしっかり考えるようになりました。そこが大きく変わったことですね。

最初は「Be brave!(勇気出して!)」と何回も言われました(笑)。分からないことがあって、どうしようかなと考えていると「Sakura、自分で聞きなよ!」と。

また、日本の価値観の中だと何でもはっきりと意見を言うことにためらいがちでした。カナダではある意味、不満も含めて自分の意見を言えることが大人になるということなのかなと。その価値観が好きだなと思いましたし、そこは自分の中で変えてもいい部分だと思って、変えるようにしてみました。

だから、日本に帰ってもその変わった部分を貫くと思います。

ーこれから留学したい人へのアドバイスは?

留学する理由はさまざまだと思いますが、間違いなく留学する方を大きく変える経験になると思います。一方で、辛いこともあると思います。私自身もいきなり大きなチャレンジをするのは怖いし、苦手なタイプです。
そんな私が1つアドバイスするとしたら、毎日小さな目標を1つずつ立てること。
「今日はスーパーマーケットに買い物にいく」、「店員に質問をする」など、小さな目標を毎日立てて、達成を積み重ねていきます。
この方法を取れば、留学生活がストレスでいっぱいにならずに成長できるんじゃないかな?と思います。


カナダで1年間のCo-op(コープ)留学を実現させたSakuraさんの体験談はいかがでしたか?

実際にカナダにCo-op(コープ)留学をしてスキルを身につけたい!海外で就労経験を積んでみたい!と考えている方は、カナダジャーナルまでお気軽にお問い合わせください。LINEまたはお問い合わせフォームから、カナダ現地のスタッフに無料相談いただけます。

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