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賃貸仲介会社が知るべき、外国籍の方へのスムーズなお部屋探しを実現するポイント

こんにちは!
不動産情報アプリ「CANARY(カナリー)」、顧客管理システム「CANARY Cloud(カナリークラウド)」運営 株式会社カナリーの竹間と申します🎋

このnoteでは、不動産会社さまにとって有益となりそうな情報を発信してまいります。(いつもお読みいただき有難うございます!)



外国籍のお客様対応

皆様は外国籍のお客様のご案内をした経験はございますでしょうか?
在日外国人が増えた今、お部屋探しをするお客様も多様化しています。

しかし、実際に外国籍の方をご案内するとなると、そもそもの部屋探しの条件の厳しさや、契約時の準備物で普段と違う書類が必要になったりと、苦戦した方も少なくないのではないでしょうか。

今回は外国籍のお客様をなるべくスムーズにご案内するために、どんなことを気を付けるべきなのかをご紹介したいと思います!

お部屋探しの現状

では、実際にお部屋探しのポイントをお話する前に在日外国人にとって日本でのお部屋探しに対するハードルはどのくらい高いのかをお話します。

LIFULLが調査した「住宅弱者の『住まい探し』に関する実態調査結果」では賃貸物件探しを開始してから契約まで、1ヵ月未満で完結できた在日外国人の割合は37.5%しかいません。(日本人など一般層の平均は61.9%)
ダントツで少ない結果となり、日本人と比べて家探しが難航していることが見受けられます。

在日外国人のスムーズなお部屋探しは実現できていない現状で、ハードルも高い中、しっかりと理解を深めスムーズに対応することでライバル他社と差をつけましょう!

契約前の留意点 3選

①入居前の確認事項

外国籍の方のお部屋探しをする際はどんな点を確認するべきでしょうか?
まず大切なのは費用💰に関することです。
日本では、「敷金・礼金」といった費用は当たり前とされていますが、なじみのない国も多く存在します。
なぜこれらの費用がかかるのか、どのような条件で返金があるのか、詳細に説明することが大切です!

敷金…借主が大家さんに事前に支払う預け金のことで「担保」の役割を果たす。主に家賃滞納や退去時の現状回復に充てられるため、問題なく居住した場合返還額は多い。

公社の賃貸ブログより

礼金…文字通り謝礼という意味で支払われる費用。昔からの習慣が根付いたもので、借主が大家さんに対して「お世話になりますという」という心付けのイメージ。退去時に返金はない。

公社の賃貸ブログより

併せて、日本独自のルールや文化を説明することでトラブルを未然に防ぎましょう。
ゴミ出しのルールや、騒音の基準など日本人の中では暗黙の了解になっているとついつい説明を簡略化してしまいがちですがしっかりと説明をすることが必要になりますね。

文化の違いを知らなったことが要因で外国籍の入居者がトラブルを起こしてしまい、より今後も審査が厳しくなり、仲介会社もさらに案内が難しく…という負のスパイラルを脱するために、丁寧なサポートを心がけましょう🌷

②審査

審査の際に「日本人の連帯保証人」を立てられるということは重要な基準となります。
事前に日本人の保証人を立てられるか否かをヒアリングしておくことで、物件提案後に無駄なやり取りをすることなくスムーズに契約まで進めることが可能となります。

また、保証会社を利用する際も外国籍の方が通過しやすい会社や費用感を把握しておくことも大切ですね。
(以下一例)

GTN(グローバルトラストネットワークス)
…外国籍専門の保証会社。家賃保証事業だけでなく、外国人への仕事のあっせんや支援事業など幅広く外国人サポートも行う。

ジャパンハウジングトラスト
外国人専用の賃貸保証会社。設備が故障した際の対応やゴミの出し方、家賃の支払い方法など入居後の生活全般のサポートも行う。

株式会社ラクーンレント
個人や法人、国籍、年齢など問わず引き受けを行う。初回保証料は賃料等の10%〜、と保費用が抑えられている点も特徴。

③重要事項説明

外国籍のお客様に対しても、契約の際は日本の法律が適用されますので重要事項説明書も日本語で書かれたものが原則となります。
契約の際は通訳の方に同行してもらい、トラブル回避のために通訳の方にも同じ書類にサインをしてもらいましょう。

外国籍の受け入れ態勢を整え、強みにしましょう!

ここまで簡単に注意点をまとめてきました。
具体的にどんな準備が必要か、どんなマニュアルが必要か今一度検討してみてはいかがでしょうか?

お部屋探しをする外国籍の方は今後さらに増加していくと予想されます。
外国籍の方の受け入れ態勢を整備し、店舗の強みにして行きましょう!💪

過去の対応の事例を参考にしたい…

とは言ってもなかなか難しい外国籍の方へのお客様対応…
「外国籍の方への追客はどのようにすればいいのだろう?」
「過去の社内での対応で、うまくいった事例を確認したい」
なんて思ったときに活躍するのが、顧客管理システムです。

弊社のカナリークラウドでは、メール、LINE等複数媒体での追客を一括管理が可能!
追客の漏れを防ぐだけでなく、過去の顧客の追客も分析可能です✨
少しでも気になった方は以下よりご参照ください!

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それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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