屋台のりんご飴

今日は初詣に行ってきた。
日本人なら年始に初詣行くっしょ!みたいなノリでいつも行っている。


どんな神様がいるとか、どんな人が祀られているとか正直気にしていない。
財布の中に5円玉か50円玉が在ることを確認して家を出た。


そこそこ有名な神社に着いた。
鳥居から本殿まで坂道になっているんだけど、とにかく人が多い。
神様が人間でドミノしようとしてるとしか思えないくらい人が多い。


そんで屋台も多い。
ここが稼ぎ時だとわかってるからか、店の主人の声もそれなりに大きい。


唐揚げ、ポテトフライ、ジャンボフランク、焼きそば、お好み焼き。
カステラ、じゃがバター、ホルモン焼き。


子供と酒を飲む大人が好きそうなやつしかない。
今後、抹茶塩とか売ってる攻めた屋台が出てくれば応援したい。


そんで正月という雰囲気に釣られて、りんご飴を買った。
1つ500円だ。


りんごが丸々一個、赤い飴に包まれている。
割り箸一本がリンゴのけつにブッ刺さっているんだけど、折れそうすぎる。
リンゴの重みで割り箸がいかれる。
ニュートンくらいしか喜ばないシステム。


もう何年振りに食べたかもわからない。
まず飴がねっちょねちょで、少しでも噛んでしまうと銀歯が死ぬ。
この粘着力は凄まじい。
ストーカーなら確実に捕まる。


かといって、噛まずに舐め続けていたら飴が溶けてきて、雫が垂れてくる。
舐め方も正解がわからん。
最近AVばかり観ているせいか、吉村卓さんの乳なぶりみたいな舐め方してたらどうしよう。
いや、別にどうもせんけど、今後が不安よね。


吉村卓さんの舐め方って完成されているんだけど、それは吉村卓さんだからなのであって、一般の独身男性がそんな舐め方でりんご飴を食してたら、自分はそれを街中で見ても話題にすることはないと思う。


あまりにも異様な人がいたら、その人のことを口にはしないよね。
ハリーポッターで言うヴォルデモートみたいなさ。


りんご飴ってどういう食べ方が正解なんだろうか。
大きいサイズを買って後悔する食べ物の上位に来ると思う。


というかむしろ、りんご飴って苦労するところまでがりんご飴な気がする。

1.りんご飴を買う
2.食べ方に困る
3.後悔する
4.同行者に話す
5.一緒に笑う


これ全部ひっくるめてりんご飴なんだと思う。


だから、りんご飴ってコミュニケーションとしての役割をものすごく担っているんじゃなかろうか。


屋台にりんご飴ほどコミュニケーションを促してくれる食べ物あるか?
チョコバナナなんて2分もありゃあ、食べ終わるし。
あ〜美味しかった!で、ちゃんちゃん!でしょ。


リンゴ飴って偉大かも。
この先、屋台からリンゴ飴が姿を消す未来が見えないね。
むしろ、屋台の3割くらいリンゴ飴になりそう。


青森万歳。



でも、来年初詣に行っても自分はりんご飴買いません。
だって食べにくいんだもん。


来年はHHCHグミでも出して、みんなの、いや社会のコミュニケーションを促しまくってやろうかなと思います。





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