Chie Ito様（以下、千江さん）の個展『少女と夢の中』に行ってきました。場所は、2年前の会場と同じギャラリーカフェ・ラルゴ。ゆったりとした展示スペースにカフェが付いている（おまけにグランドピアノも置いてある）素敵な空間です。

noteで紹介された絵が多く、鑑賞していると女友達に会っているような気分になりましたよ。千江さんは、絵について、どんな質問にも丁寧に答えてくださいました。こんな感じです。

これは、背景をどのように描いていらっしゃるか教えて下さっているところ。モチーフの型紙をおいてそこにパステルを指で塗っていくのだそうです。私は難しいことはよくわからないのですが、「こうやって、こうやって」と説明して下さる姿があまりにもチャーミングなので、「すみません、今のポーズ、もう一度お願いします」と言って静止していただきました。ありがとうございました。

おや？あそこにいるのはヴェーストンちゃん。わぁ、待ち合わせをしたわけではないのに会えてしまいました。

なんと、ヴェーストンちゃん、原画をご購入の模様。あぁ、私もヘソクリをためて、いつかお目当ての原画をゲットするぞぉ。でも今日はおとなしくポストカードだけ。

わぉ、すごい勢いで売れています。黒く空いているスペースは「売り切れゴメン」。一体どんなカードが置いてあったのかしら。そのカードを見られなかったことは残念ですが、千江さんのファンとしてはなんとも嬉しい状況です。

去る者は追わず。売り切れてしまったカードは潔く諦め、私が来るのをじっと待っていてくれたカードを1枚ずつ大切に我が家に持ち帰ることにしました。今はこんな風にディスプレイしています。

今回の展示の感想を率直に一言で表現すると、「ほっとした」です。どういうことかと言いますとね、最近千江様がnoteで発表される絵は、少し影のある大人っぽい女性が多いように感じていたので、全体的に暗い感じの展示だったらどうしようかと思っていたのです。ところがどっこい、パソコンの画面では暗く感じた作品も、近くで拝見するといろいろな色が重ねられていてとてもカラフル。どの作品にも遊び心が宿っているようでした。

千江さんの原画を見たことがない人のためにお伝えしますとね、一枚一枚、とても工夫がされているのですよ。キラキラ光るラメが塗ってあったり、本物の花びらでできたシールが貼ってあったり。なので、背景が黒や青であっても全く寒い感じがしないんです。それから、同じ絵でも見る位置によって目に飛び込んでくる色が変わったりもします。

これはもうねぇ、私の下手な文章よりも実物を見てもらった方がいいですよ。23日（土）まで開催されています。お近くの方、お時間のある方、ぜひぜひ足を運んでみてください。とても贅沢な空間です。千江さんの描く女の子たちのパワーに元気をいただけること間違いなし！

個展の詳しいご案内は千江さんのnoteからどうぞ。