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チャンスを逃した君へ。

2/10。ギタリストのCANDY MANです。
2月は2回も連休があるらしい。連休って響きいいよな、世の中がそれだけで浮かれる。訳もなく俺も浮かれてみたい。

2月上旬という時期に大きく人生が変わるイベントがある。例えば受験。中学受験はもう終わって、高校受験は東京ならまさに今日からですか。

まだ10代も入ったばかりの小中学生、思うことはなんだって叶えられると言われてきたのに、いきなり世の中には努力しても叶わないことがあるという現実を突きつけられる受験は、良くも悪くもかなりグロテスクなシステムだと思う。

中高校生になっても社会人になってもチャンスを逃してしまうことはある。そんなあなたに対して書きたい。

今日のテーマは「チャンスを逃した君へ。」です。

例えば英検や簿記など毎年行われているものであれば「また次頑張ろう」で済む。ただ中高の受験、年齢制限のある仕事の面接などは異なるだろう。また俳優やアイドルなどのオーディション系は一発勝負だ。人生大逆転できるチャンスはそう容易く来ない。

目の前に垂れ下がった糸。君はそれを掴めなかった。それは自分の実力不足?二の足を踏んだから?それとも誰かの心変わりのせい?理由は様々だ。

君は絶望しているだろう。自分への怒り。審査員への冷笑。選ばれなかった悲しみ。行き場のない怒りに苛まれているはずだ。

この世界は悲しいかな、どれだけ努力したかどうかは全く関係がない。
街頭インタビューで突然バズってドラマに出る芸人もいれば、何年も努力してもテレビに出られない人もいる。この世に「頑張ったで賞」はない。

俺は20年間続けていたバンドが去年解散した。この20年間たくさんのオーディションを受け、たくさん負け続けた。音源審査に通ってあとはライブ審査を通過すればフェスにO.Aで出られるってところで他のバンドが選ばれた、なんてことも多々あった。その度に「〇〇(主催者)絶対ぶっ◯す」とか、「〇〇(優勝バンド)なんてカスじゃん」と他人にその責を押し付け怒りを発散させていた。君もそうだろう?

好きなだけ怒ればいい。好きなだけ泣けばいい。それくらい自分が勝負にかけていたという証拠。

大切なのはその怒りを外に発信し誰かにぶつけないことだ。どんなに無下に扱われても蔑まれてもだ。大丈夫、人を大事に扱わないやつは大事に扱われないし、約束を反故にするやつはいつか絶対反故にされる

チャンスは形を変えてやってくる。先に書いたオーディション、O.Aには出れなかったけど数年後代打という形ではあるが本編に出ることが出来た。好き勝手こき下ろして外にぶちまけていたらその話はなかっただろう。

まだ1%でもチャンスにかけたいという気持ちが残っているのなら、次のチャンスが来るのを素振りして待っていよう。とはいえそんな気にはなれないよね。分かる。

バットを振る練習が出来ないなら、バットを磨くことをするだけでもやってみたらいい。どうせ他にすることなんてないんだし。

死ぬなよ。自分を傷つけるなよ。俺を落としたやつ、約束を反故にしたやつが地獄に落ちるのを上から見届ける使命があるんだよ。

さぁ、顔洗って外の空気吸って、俺を落としたやつをぶっ飛ばしに行こう。君なら出来る。

おまけ

知り合いが付き合ってた彼女と別れた。あれだけ大好き大好きと言ってたのに、別れたらすぐにマッチングアプリを始めてて大笑いした。でもその気力凄い。普通なら落ち込んでご飯も食べられないなんてこともザラなのにさ。

もう一つおまけ

銀テープが飛んできたけど、他の人の方に飛んでったので尻込みして取れなかった。チャンスってこういう時に他のやつを突き飛ばしてでも取るやつが掴むんだろうなと思ってましたが終演後に床に落ちてて拾えました。
意外と転がってるのかもよ。

以上。

今日の一曲 ポルノグラフィティ「解放区」

ポルノの歌詞って単純に「頑張れ」じゃないところが好き。

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