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ストレッチーズはもうそこまで来ている

あともうちょい。
なんならほぼ掴みかけている。
ライブシーンのお笑い好きなら誰もが知っているストレッチーズが、『TVでウレてる芸人』へ仲間入りするまで、もうすぐそこまで来ている。

彼らにとっての2022年は大飛躍の年になった。
・ツギクル芸人グランプリ優勝
・M-1準決勝進出
賞レースで目覚ましい活躍を見せ、地上波TVにも出てくるようになった。

そんな彼らについて書いていこうと思う。

独断と偏見で。

ストレッチーズとは

ストレッチーズは太田プロに所属するコンビで、慶応大出身のニース(NICE)な奴らである。前述の通り、今キテいるコンビの一つである。
彼らの漫才のスタイルはバキバキの本格派で野球選手に例えるなら150km/hの直球を投げる右の先発完投型のようである。
そしてトークに定評があり彼らの冠ラジオ『プリ右でごめん』も人気である。


簡単にストレッチーズの二人を紹介しよう。

福島(ふっぴー)

・ボケて高木を切れされる方
・ダチョウ倶楽部上島のラストサンの方
・高木に千円借りて返さない方
・バスケ部でレギュラーだった方
・一時期は日本酒ソムリエを自称していた方
・毎週高木に謝る方
・親にお笑いを反対されてる方
・有吉のサンドリに出ている方
・観客席に水をかけていく方

高木(かんちゃん、パキツコ君)

・キレてパキパキつっこむ方
・アルピー酒井軍団の方
・福島に千円貸す方
・バスケ部で補欠だった方
・デジタルに疎い方
・新幹線の特急券を最近理解した方
・真空ジェシカのガクとルームシェアしてる方
・髪型が大学生みたいな方
・背が小さい方
・携帯代を親に払ってもらってる良くない方
・時間を決められると怒る方


これでだいたい伝わったかと思います。



ストレッチーズの漫才

彼らの漫才は本格派である。かなり上手い。
ボケの福島はどちらかというと天然ボケ系で、それに怒った高木がパキパキつっこんでいくというスタイルが多い印象。高木を怒らせれば怒らせるほど、面白さと上手さが際立っていく。
『水掛け論』、『飯』、『怒ってる?』あたりが彼らの代表的なネタである。彼らのYou Tubeチャンネルでも見られるのでぜひ見てほしい。

2022年M-1の敗者復活戦では『水掛け論』のネタをかけたが結果は最下位になった。ネタのクオリティ、出来ともに申し分なかったが、このネタは核である最後の転調部(福島にキレていた高木が自分にキレる)までの前フリが長く、ストレッチーズを知らない全国の視聴者には届きづらかったかもしれない。
(そもそも敗者復活戦は人気投票の色合いが強く、テレビで売れてる芸人が勝ちやすい傾向にある。応援しているママタルト・ストレッチーズがブービーとドベだったのはかなり衝撃だった。)
来年には間違いなくストレートで決勝に行くと思うので、来年に期待したい。


何と言ってもプリ右でごめん

プリクラ調の番組サムネで話題

彼らは漫才だけでなくトークもうまい。彼らがGERA放送局で持っている冠ラジオ番組『ストレッチーズのプリ右でごめん』はこの春で放送開始四年目になる。GERAの中でも最古参の一角である。

そんな彼らの浦高バスケ部トークは、くりぃむしちゅーANNを彷彿とさせる。スペシャルウィークのゲストにバスケ部の同級生を呼ぶ回なんかは本当に『済々黌ラグビー部祭り』(くりぃむANN第45回)のようであった。
巷では令和のくりぃむANNとの呼ぶ人もいるらしく、有田ジェネレーションでは本人との共演も果たした。

平成初期生まれピンズドの世代トークや、大喜利『けど!』のコーナー、エチマス(エッチマスター)トークなども面白く、今一番オールナイトニッポンに近い芸人の一つである。


ストレッチーズのこれから

最初に述べた通り、ストレッチーズはもう売れっ子まで手が届いている芸人である。あとひといきである。ここからすんなり売れっ子になるか、足踏みするかは彼ら次第である。

僕は元々10数年前に彼らの太田プロの先輩であるアルコ&ピースが好きだった。アルピーはTHE MANZAIで結果を出し、ANNでラジオスターまで登り詰めたが、テレビの売れっ子になるまで10年かかった(その間、テレ東で冠番組を持ったり大活躍はしていたが彼らのポテンシャルで言えば“出し切れていない”印象が強かった。)


まずはM-1決勝進出。これに尽きる。
彼らの今後の行末を応援していきたい。
頑張れストレッチーズ。


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