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春とヒコーキのグピグバグポについて

皆さんは春とヒコーキというお笑いコンビをご存知だろうか。

お笑いフリークの方はもちろん知っていると思うが、知らないという人でもYoutuberのバキバキ童貞なら知っているという人もいるかもしれない。

俺の名前はバキバキ童貞 今になる動画界の皇帝


春とヒコーキとは、Youtubeで有名なあの「バキバキ童貞」ことぐんぴぃ土岡哲朗によるお笑いコンビである。ともに青山学院大学落研出身で、現在はタイタンに所属している。


そんな春とヒコーキだが、Youtubeのバキバキ童貞チャンネルでは登録者50万人を達成したり、櫻井翔主演ドラマに出演したりするなどマルチな活躍を見せているが、本業のお笑いの方で地上波テレビに出ることはまだまだ少ない。単独公演を即完売させるなど、人気が出てきているのだが、直近では2月放送のぽかぽかに数秒出たくらいである。

デェヤァァァァ


そういった状況とは裏腹に、彼らのラジオ「グピグバグポ」はラジオ好きの中で強烈な人気を誇っている。GERA放送局で配信されている当番組は、ラランドや金属バットと並び常に上位にランクインしており、僕も妻も大ファンの一人である。(妻がこのラジオを聞いていいのか?)

グピグバグポの最大の特徴は「エピソードトークの面白さ」である。番組では、毎週ぐんぴぃと土岡が1つずつエピソードを持ち寄り、トークを展開するのだが、これがとても面白いのだ。
バキ童チャンネルにも言えるが、落語研究会出身だけあってトークスキルが異常に高く、彼らの話術が番組の軸となっている。

トークの内容は、ブックオフ店長時代、キモシェアハウスの暮らし、青学落研の思い出、土岡のサイコ話、ぐんぴぃのヤバイ実家、童貞研究者ピーター博士、レンタルぶさいく、ドラマの裏話、ラーメン発見伝など、キモ目なものからサブカルチックなエピソードが多く面白い。バキ童チャンネルと絡む話もあり、メディアミックス状態である。


そして聞いていく中でもう1つの特徴に気づいた。それは彼らのラジオには「ほとんど会話の脱線がない」ことである。
多くのお笑いラジオでは、芸人が持ち寄ったエピソードトークの他にもフリートークの時間があったり、ふつオタのコーナーがあったりして、その日のテンションや空気感で話が脱線していくものである。

ところが春ヒコのラジオではそれはない。どちらかというと彼らのトークはパッケージ化されており、よく練習された完パケのような雰囲気すらある。
ぐんぴぃと土岡が二人で自由に会話するというよりは、片方がトークを展開し、もう片方が聞きやすいように合いの手を入れる役割を担っている。かなり「作品」に近いラジオである。

これはもしかすると、彼らが落語研究会出身であることが影響しているのかもしれない。落語は完成されたエピソード(つまり演目)を、噺家の話術によって展開していくものである。彼らのラジオはこれにかなり近いのではないかと思う。

落研時代のぐんぴぃ

ダラっと話すことはほぼないので、彼らの話術の旨さが際立つ一方で、彼らの素の部分はあまり聞くことができない印象はある。
(前身のGERA Nextのときはラジオ中に喧嘩した回もあったので、今より素の部分が出ていたかもしれない。※現在は配信終了)

兎にも角にも、バキ童チャンネルを見ている方々はGERAアプリをダウンロードして、このラジオをぜひ聞いてみてほしい。確実に笑えることは保証できます。

そして有名ハガキ職人の方はどしどしネタメールを送って参戦していただきたい。なぜならこの番組の一番のネックは大喜利のコーナーが弱いことだからである。本当に切実である。

改めて読み返すと褒めてるのか褒めてないのかよくわからない記事になったが、僕はこの番組の大ファンである。これからも楽しい放送よろしくお願いします!!!



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