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「きみはクローバー」(3月の月唄 by月刊クリエイティブ*メッセージ)

作・朗読:桃生かのこ/ BGM:faffa(ファッファ)
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先月から発行の「占いではないタロット」の月刊バージョン
【月刊クリエイティブ*メッセージ】。

3月号では、タロットで引いた3枚のカードのイメージからコトバを綴り
《今月の月唄》として散文詩を載せました。

この散文詩とイメージ画像(ジャケットに使用)が意外に好評で、
せっかくなので音読してみよう♪ というわけで「号外」を出すに先だってアップしておきます。

BGMは、ファッファさんのオリジナル曲使わせていただいてます☆

『思い出観覧車』by faffa(ファッファさん)
https://note.mu/5sawawa9/n/ncd7bb4294298

昨日に引き続き【ファッファ祭〜♪】( ´ ▽ ` )
ファッファさん、曲をいっぱい貸してくださりありがとうございます!!

これもまた充分な出来とはいえませんが、次につなげられるようにがんばってみました!


《今月の月唄》原文『きみはクローバー』
@【月刊クリエイティブ*メッセージN.02】3月号
https://note.mu/canokomonou/n/nc6a097ff76f1

きみの痛みは、積み上げられるだけ積み上げられて、まるで積み上げることを目的にしたかのように積み上げ続けて、とうとう崩壊してしまった。

横たわる、もはや痛みも感じられないほどに衰弱したきみが、クローバーの緑に包まれて柔らかくなった。
その姿をあとにした僕は、振り返らずに次のゲートへと向かう。

ごめんね。さようなら。ありがとう。

背後から小さく響いてくるその声を、僕は脳裏に刻んで、口から吐き出した。

愛しています。

歩いて歩いて、自分の足の裏を感じて感じて、涙がほろりほろり流れでる。
泣きはらした暁に、眼の前に希望の道が現れた。

ここに現れる教えに導かれながら、次の未来へ向かうんだ。
きみが届けてくれた世の中の不条理さをしっかり見つめながら、自分の内側にある純粋さを失わないように、そして世界を包む優しさと厳しさを受けとめながら、ゆっくりとゆっくりと進んでいこう。
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