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244 氷見線に乗って、藤子不二雄A先生を生んだ街、氷見と雨晴海岸を行く

明日からゴールデンウィーク(わたしにとっては4/29,30がただの土日ですが)。すっかり暖かくなりましたが、今回は2月に訪ねた富山県氷見市の話題を。

富山県氷見市は富山県の北西部にある漁業の町。特に寒ブリはこの街の特産で

氷見線の終着駅で、氷見市の玄関口である氷見駅にはブリ提灯が掲げられています。

そんなブリ推しの氷見ですが、ここにはもう一つの名物があります。

藤子不二雄A先生を生んだ町、氷見

このキャラクター、ご存じですよね? 怪物くん。

氷見市はこの怪物くんの作者、藤子不二雄A先生の出身地ということで、彼が生み出したキャラクターが通りのいたるところにおかれているのです。

こちらは笑うセールスマン。こんなのがベンチの隣に座られたらかなーり不気味ですね。

商店街にはこんなオリジナルキャラクターもいます。近寄って見るといきなりしゃべりだす奴もいるので驚かないように要注意です。

藤子不二雄A先生最大のヒット作といえば、「忍者ハットリくん」でしょう。わたしも子どものころよく見ました。後ろにいるのは弟のシンちゃんですね!なつかしい。

ハットリくんは伊賀忍者でしたが、ライバルの忍者ケムマキは甲賀忍者でした。幼心ながら心のどこかで甲賀はワルモノというイメージがついてしまい、それを払しょくするまでには長い年月が必要でした。アニメの影響というのは大きいものです。

これらのオブジェが並ぶ「まんがロード」には「藤子不二雄Aギャラリー」もあります。高岡が生んだ藤子・F・不二雄先生とともに、富山の大御所の漫画家としてその功績が讃えられています。

街の真ん中を流れる川に架かる「復興橋」には忍者ハットリくんからくり時計がある、というので行ってみたんですが

冬期は「修行中」ということで橋もろとも閉鎖中でした。残念。雪国ではからくり時計も年中動かすのは大変なんですね。

街にはいろんなオブジェがありましたが、漁港にはぴっちぴちのぶりを抱える「ブリ小僧」がいました。これは先生の作品ではありません。こんな生きのいいぶりを抱えられるなんてなかなか力のある小僧ですね。

富山湾越しの立山連峰が見られる!はずの雨晴海岸


氷見駅から高岡駅までを走る氷見線に乗って、高岡方面に向かいます。

降りたのは雨晴駅。ホームの向こうに富山湾が望める海辺の駅です。

少し歩いていくと海岸まで出ることができます。海は荒波。いかにも冬の日本海!といった情景です。


ここ雨晴海岸は天気がいいと対岸の立山連峰がきれいに望むことができるという絶景の海岸。海から3000m級の山が望める場所というのは世界を探してもなかなかないそうです。

「とやま絶景ナビ」さんより画像をお借りしました。

この日の同じ場所での撮影。「女岩(めいわ)」の向こうは何も見えませぬ。。。絶景に巡り合うというのはなかなか難しいものです。

雨晴海岸というなかなかに素敵な名前は、かつて源義経が奥州に落ち延びる際にここでにわか雨を避けるために雨宿りしたという伝説があることからつけられました。

女岩付近には義経社という神社があって、雨宿りをしたといわれる「義経岩」をご神体として崇めています。

ド素人ながらなかなかいい写真が撮れました。空、海の青にローカル線の朱が映えます。道の駅雨晴付近は海辺を走る鉄道の風景を取ることができる撮影スポットです。

道の駅雨晴の展望台。雪が積もっててめっちゃ滑ります。

道の駅の展望台から望む雨晴海岸。ここから立山連峰が見える日まで通い続けたいと思いました。

雨晴からまた氷見線に乗って終点高岡まで戻りました。高岡には雪をかぶったドラえもんがいました。高岡は藤子不二雄A先生の相方だった藤子・F・不二雄先生の出身地です。氷見線は2人の偉大な漫画家をつなぐ路線でもあるんですね。

そんな氷見線は35分で全線乗ることができる短い路線ながら雨晴海岸の目の前を走り絶景にも巡り合えます。みなさんも是非、越中西部のローカル線氷見線の旅を楽しんでみてください。

氷見線「能町」駅








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