2019年のふりかえり

夏に日記をつけようと思い立ってから4週間だけ続け、結局続かず年末になってしまった。

大学院2年生なわたしは、いままさに修士論文と戦っている最中である。

大学から京都に住み、サービス業のアルバイトばかりしてきた。毎年の年末年始はバイトの時給が100円アップするからと、働いてばっかりだった。
いま実家に帰ってきているが、なんと年末年始を実家で過ごすのは実に高校3年生ぶりである…。

せっかくの実家で、のんびりできるので(修論を進めろという感じだが)この1年を振り返っていこうと思う。


1月〜3月 好き放題、つねに行動。

一般的な就活生よりだいぶ早く、2018年の12月に就活が終わった私は、浮かれて好きなことばかりしていた。

内定先ではTOEICで一定以上の点数を取ることが義務付けられているため、片手にTOEICの勉強をしつつも、アマゾンプライムで映画を見たり、友達とユニバに行ったりと、楽しんでいた。


2018年の冬は、インターンでの収入のおかげでバイトをしなくても大丈夫だったが、そろそろ尽きてきそうだったためバイト探しをはじめた。

これまで大好きなスタバ、教育系、アパレルとやりたいことはだいたい叶えてきたが、まだ一つ残っているやってみたいこと、化粧品業界。
学生身分で化粧品業界で働けるかどうかわからなかったが、調べてみると少しだけヒットし、そのうち自分が好きなブランドを見つけて応募、無事合格。

2月から憧れの百貨店勤務が始まり、そこからはアルバイト生活だった。


4月〜6月 だいたいTOEIC

3月までとは違いちゃんとバイトは週に3〜4回に押さえて、平日はだいたいTOEICの勉強をダラダラしていたと思う。

金土日にバイトをすると、月は疲れ果てている。
月だけは、、、と自分を甘やかし、一日中家でごろごろYou TubeやNetflixを見る。

火水木はゆるーく大学に行き、英語の勉強。

研究もっとしなさいと過去の自分に喝を入れたくなるが、自分なりにがんばってはいたと思う。

2週間に1回くらいのペースでTOEICのテストを受けていた。
頻度が高いためそんなに毎回点数は大きく上がらなかったが、回数を重ねていたおかげでかなり慣れてきていた。

結果この時期にTOEIC750点くらいになる。
700点の壁を突破したことで、内定先の海外研修に行くチャンスを与えていただく。


7月〜9月 夏休み、セブ

夏はやる気が出ない。

なんだかんだちゃんと研究室行くつもり!と口だけ。結局ほとんど研究室には行かなかった。

バイトして、ゆるゆる英語の勉強して、、
正直まいにち自分が何をしていたか覚えていないけど、多分たくさん映画やドラマを観ていたんだろうな。

一応この時期のほんの一部だけここの記事に残っているため読み返して、あ〜こんなこともあったなと思い出した。


そうこうしていたら9月になり、内定先の海外研修でセブへ。

午前中はチーム開発、午後はみっちり英語の授業。
4時間ぶっ通しで英語喋りっぱなしは正直頭が疲れすぎて大変だったが、おかげでかなり英語を話すことに対する恥ずかしさを感じなくなった。

2週間の合宿みたいなものなので、内定者のみんなともとても仲良くなれた楽しい時間だった。


10月〜12月 そろそろ焦り始める

さすがに焦り始め、研究活動を頑張りだす。が全く進まない。

というのも、全部自分で研究案を練って、それなのに先生からどれもこれもダメ出しをくらうのである。

そもそもの研究方針を全否定するならもっと早く言ってくれたら良いのに…と何度悔しい思いをしたことか…。
中間報告後に同期の女の子相手に泣いてしまったこともあったくらいだった。

無駄な空回りを重ねに重ね、結局先生に導いていただき研究方針が決まった。

企業との共同研究なのだが、その企業さんたちが「2月提出?!まじですか!」みたいな感じで、ようやく動き出してくれた。

今となってはとても優しく親身に相談に乗ってくださる素敵な社員さんに恵まれている。


何を学んだか

この1年で学んだことといえば、

・自分から動くことの大切さ
・ぶつかることで信頼を築けるということ
・サービス業で働く社会人たちの過酷さ
・自分の力で考え抜くことの大切さ
・物事を主張するには根拠が必要だということ

こんなところだろうか。

前半3つはアルバイト先で学んだ。

化粧品販売のアルバイトは、オープニングスタッフとして入った。
店長はもともと様々な店舗を経験したベテラン社員だったが、ほかは私含め新人のアルバイトだった。

全員が同期だからこそ、気を使う先輩もおらず、好き放題に働きやすい環境づくりに努めることができた。

チームで働くのだから、せっかくならみんなと仲良くなりたい。
初めのうちから皆にごはんを誘ったり、名前で呼ぶなどを意識することで、今となってはみんなとても仲のいい素敵な職場だ。

フリーターのみんなと同じ目線で働けたからこそ、サービス業の過酷さも身にしみて実感した。

週休2日は一般的な会社員とはたしかに変わらないが、シフト制なせいで勤務日の夜は遅いし、給料は20万なんて到底及ばない。一日中客に気を使い、少しミスを起こしたくらいで嫌味を言われたりする。

こんなにサービス業で働く人々は頑張っているのに、世間の多くの人はそれをわかっていない、むしろ見下しているまであるのではないか、と私は思う。

まだ私には具体的な叶えたい世界は存在しなかった。少子化問題を解決したい、とか、格差社会を解決したい、などといったものだ。
しかしアルバイト先での経験をもとに、サービス業で働く多くの人がもっと働きやすくなる世界をつくりたい、と思うようになった。

ある意味、もしかしたら今後の人生を大きく動かした経験なのかもしれない。


後半2つは何を隠そう、研究室での学びである。

「なんとなくそう思った」「この方法で良いと思う」といったふんわりした理由では社会人は通用しない。プライベートならまだしも。

私の研究室の先生はそのあたりに非常に厳しい先生だった。

怒られてばかりいたわたしはわかっていなかったけれど、本当にそのとおりだと思う。
自分の経験に基づいた主張ももちろん大切だが、しっかり文献を引き、根拠を提示する。研究で学んだことだ。

せっかく世の中には数多に分野が存在し、それぞれに絶対1人は偉大な先人が存在する。先人の知恵からもっと学ばねばと思った。


2020年、どうするか

根拠を持って物事を主張できる人になりたい。

そのためには根拠を知らなければならない。

私には圧倒的にまだ経験も知識も足りない。足りないどころかほぼ無いと言っても過言ではない。

まずは毎日、新聞を読むところから始めようと思う。

私の両親はとても頭の良い人達で、世の中を達観している。そこらへんの人が知らない社会の裏も知っているし、政治の闇も理解している。

小さい頃から、なんでこんなこと知ってるんだろう、といつも不思議だった。
尊敬できる社会人はたくさんいるけれど、私の両親みたいな大人はまだあまり見たことがない。

わたしも今はまだ無理だが、両親のような大人になりたい。
その一歩を社会人1年目の記念すべき年に実行したいと思う。


そして、健康で長生きするために運動を習慣づける。

「大学院生はね、太るよ。」姉から学部生のころに言われた言葉だ。
本当にそのとおりである。

今はふくよかになったことをそこまで恥じていないし、ストレスも多いから仕方がないことだと受け止めているが、社会人になったら自分を甘やかさずにたるんだ体を引き締めようと思う。


総じて

良い1年だった。

ここのところ2年位は、一気に自分の精神面がおとなになったと思う。

でもまだまだクソガキだ。未熟だ。そして最近は修論の疲れのせいか、少しひねくれてしまっていることを実感している。

2020年。もっともっと良い1年にしたい。

#2019 #振り返り #2020 #抱負

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?