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【詩】獲物

獲物を捕らえるとき、
果てしなく無心でいたい。

獲物もまた風景に過ぎない。
風景を待ったりせず、
ただ無心でその場に立ち尽くす。

機をつかんで動けば
獲物をむしゃむしゃ食べられる。

「捕る者」と「捕られる者」に分かれているように見えるだけなのかもしれない。
実際は風景なのかもしれない。

ただ、人間がそこに物語を与えているだけなのかもしれない。


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